うーん、そういう問題じゃあないと思うんだけどねえ。
結局今何が重要なのか、というと、可処分時間、というものが大きいわけで。
その取り合いになっているわけですよ。
ふつうの暮らしの中でテレビ、読書、ゲーム、メール、電話(一部キャリアで通話定額が始まったのが大きい)、これらの時間の取り合いになっているわけで。
だから、グラフィックがきれい、とか、体験、とかいうんじゃあないと思う。
何でゲーム機がDSやPSPのような小型機になったのか、というのは「どこでもできる」ということなんだよね。
以前オーディオはコンポの前で楽しむものだったけど、今ではカセットテープ→CD→MD→メモリープレイヤーと携帯して楽しむものになっているわけで。
電話も携帯電話が普及したのも、導入のしやすさと「どこでも」(アンテナのある範囲内で)通話・メールが可能、という点なんだよね。
それに、携帯電話にワンセグがつくといい、というのは「どこでも」(届く範囲内であれば)テレビが見えたらいい、と思っているわけで。
だから、場所が固定されてしまう「わざわざ」のコンテンツというのが、それがアイデンティティを保つには？ ということになってしまう。
まあもっとも、美術書を読んでも美術館にある絵画には勝てないわけで。
なんかそんなことを考えた。
