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携帯電話の「0円」見直し 総務省研究会の前途多難  (J-CAST)(Infoseek News)

これなあ…………
難しいよな、と。


今一円端末とか出ているんだけど、そのおかげでユーザーが増えて、本来モバイルワンセグ機器なんて三万は下らないだろうねえ、そういった技術革新がある、という側面があるわけで。
本体のみの値段の方が正しい、というのは確かに間違ってはない。
以前『逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営』にもあったのだが、ウシオ電機の会長が「端末をタダで販売するなんてとんでもない!!」と言ったほど、今の携帯電話端末というのは高機能なもので。


けど、その結果が携帯電話の機能を高度化させ、多様なサービスを生み出す基盤となった、というのは事実で。
それを考えると一概に言えないわけで。


インセンティブモデルの是非、理想論だけで考えないでほしい──KDDIの小野寺氏(IT media)

 最近の例として小野寺社長が挙げたのがワンセグだ。「ワンセグがこんなに普及するのも、われわれが入れているからで、入れなければ普及しない。コミッション(インセンティブ)があるから(本来は端末価格が高いワンセグ端末を、手ごろな値段で提供しているから)ワンセグが普及している」(小野寺氏)

インセンティブ、一考。(バリ5!)
何よりも、実際にワンセグ付き・ケータイ並みの高機能PHS端末が7万円で出たとして、それを買うWILLCOMユーザーがいるなら教えて欲しいくらいだし。

両意見とも激しく同意。
みんな高機能端末、高機能端末、というけど、それの開発費がどれくらいかかるか知ったら、もにゅもにょになるヨカーンw
ヨドバシ梅田の携帯売り場を歩いて思うのは、「ここだけ異世界の価格だなあ」と。
auやドコモの売り場では携帯電話が新規1円と表記されていて、うーん、と毎回思わされざるを得ない。
確かにこんな状態が続くと、他の家電製品などに関しても影響があるかなあ、と。


だけど、インセモデルは崩壊するんじゃあないかなあ、と思わないでもない。
というのが、それに近い形をしていたゲーム業界の崩壊があるわけで。
PSではハードでなくソフトのライセンス料で儲けていたのが、PS2で崩壊し、PS3では見通し真っ暗になってしまった。
確かに携帯電話は今では必需品レベルとも言っておかしくないものとなってしまったわけだが、それでも年々ARPUは下がってきているわけで、その埋め合わせをどうするのか、ということに各社必死になっているわけで。
最近どこかで読んだのだが、「人の可処分『時間』には限界がある」という文章を誰か書いているのを読んだ。
確かにゲームをやっている間は電話が出来ない、仕事をしている間には遊ぶことは出来ない。
結局これの取り合いをやっているんじゃあないか、と。
言われてみればそうだなあ、と。
そして、それとその娯楽のための資源(支払)のシェア争い、というのが、今の日本の産業なんじゃあないか、と。
結局時間の取り合いか、と考えると………難しいなあ。


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