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PC-TW708T1S使用感レポその5 色々とキーボードを比較してみた

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さて、PC-TW708T1Sを使い始めて早1年と5ヶ月。
色々キーボードを買ってみて、試してみたのでそのレポでも。


今までメインで使用していたのはBSKBB03WHなんだが、

どーにもこいつは……重い。
計ってみると、430g(単4乾電池2本+固定用に取り付けたマジックテープを含む)。

それと、テキスト打ちでは困らないんだが、かゆいところに手が届かない。
WindowsキーはMenuキーを押せばいいんだが、アプリケーションキーがないので、EXCELを使用する時に不便でして。
アプリケーションキーって何ぞ? と思われる方がおられましたら、日本語109配列の場合でしたら、スペースキーの右側の「カタカナひらがなローマ字」と印字されている右側の何かレポート用紙のようなキーを押してみてください。
それを押すと、右クリックと同じ働きをするわけでして。
Shift+F10でも同様の処理はできるのですが、やはり指2本より1つ押す方が早いでしょ、と。
後、PgUp/PgDnが機能しないのも。
その他にも展開するのに時間がかかる、というのがありまして。


まず取りだした後、タブレットを設置するための背中の支えを開きます。
(少しカバーが浮いているのは、マジックテープをつけているためです)

キーボードを展開。

支え板を右側に移動。

PC-TW708(タブレット)を設置。

電源オン(左脇にあるスイッチを入れます)後、ペアリング。


とこんな風に使用する準備が結構手間なのです。
まるで伊-401搭載の晴嵐のように。


で、他に手頃でいいキーボードはないもんかのう、ということでいくつか買ってみました。
基本的に


・ほぼ標準的な日本語キー配列
・実用的な小ささで、軽くて持ち運びしやすい
Bluetooth接続
・Enterキーの右側にキー配列がない
・バッテリーに関しては単3/4電池採用


という基準で選択してみました。
配列って結構重要でして、安物のキーボードだと、どうしてそこにキーを配置した、というケースが少なからずあるので、やはりそこは注意。
入力に差が出るという問題ではなく、ストレスの原因になりかねません。
今まで書いているようにThinkPadを選択している理由の一つは、キーボードの出来ですね。
今回はそこまでは求めませんが、やはりそれなりの物は欲しいな、と。
後、コンパクトさと軽さは重要でして。
サイズとしてはPC-TW708と同じぐらいがいいかなあ、と。
あまり大きいのは可搬性に難が出ますので。
BSKBB03WHなのですが、丈夫で打ちやすいのはいいのですが、重量が……ということでちょっと見直してみようかな、と。
最後のEnterキーの右側にキーがない、というのは結構重要なポイントでして、ここにHome、End、PgUp、PgDnを配置するメーカーが時々ありまして。


「なぜそこに配置したし」


と。
Enter押したつもりが、ページ移動だったりした日には目も当てられないわけで。
バッテリーに関しては内蔵式のものより、単3/4電池採用品を考えました。
バッテリー内蔵式の場合は切れてしまうと充電できる環境が必要ですが、電池式の場合だと交換で済むので、電池式の方が楽です。
またケーブル等を収納している中にエネループなどの充電式電池をマウスの交換用と一緒に入れているので、共通化できる方がいいので出来れば単4、若しくは単3でもコンビニ等で入手可能、というメリットがあります。
もっとも、最近ではモバイルバッテリーの普及もあり、充電式もありかな、と思わなくもないです。
ただ、電池式の方が交換すれば電池の劣化が避けられるという面があるので、電池式の方がアドバンテージがあると思います。


後、Bluetooth接続ですからスマフォ・iPad等の連携も……という視点もあるのですが、今回はWindowsタブレットだけで考えました。
スマフォ・iPad miniで長文打つようなことないし……という理由だったり。
接続した場合、英語キーボード認識になるのかな(確かiOSではそうなったと思います)、ということで入力が面倒なので、Windows専用として割り切ってます。


というわけで、以下のキーボードを試してみました。


まずはエレコムのTK-FBP013BK。

いやあ、小さい。
500mlのペットボトルと比較してみましょう。

重量は272g(単4乾電池2本含む)。

キーボード全体は小さいですが、キーサイズは充分です。
配列は基本的に日本語配列に準拠していて、「¥」マークぐらいが本来なら「PauseBreak」の位置にあるぐらいで。
「半角/全角」がEscの下ではなく隣に配置、という若干違う位置にありますが、そんなに大きく変わった配列ではないのであまり問題はないか、と。
ミニノートPC等では時々ある配列ですね。
後、Enterキー周囲のキーが若干幅狭く押し込められています。
かとってメインの上段2列目の数字キーと英字26文字はほぼキーサイズを均等に割り当てられてていて、タイピングにあまり支障は感じません。
このサイズだとキーが小さくて打ちにくいのでは? と思われる方もおられますが、意外と打ちやすいもので。
指を動かす幅があまり必要ないので、慣れればこの方が打ちやすいか、と。
そういう意味でこのサイズ、割と好きなんです。
かつて使用していた三菱AMiTY CNもほぼこのくらいのサイズでした。
Bluetooth接続で最大9台まで接続・切り替え可能、というのが謳い文句ですが、まあそんなに台数ないし……w
Amazonでの評価によると、繋がらないとかあるみたいで。
Bluetooth初期の2.0接続ですからねえ……色々相性があったものと思われます。
その他には、チャタリングが良く発生しているということですが、俺の環境では発生してないですねえ……どうもこれも運っぽいっ? と思っていたら、ちょっと時々発生しますね。
ちょっとこの点は何とかしてほしかったと思います。
電源スイッチ、ペアリング用のボタンは背面に付いています
背面スイッチだと切り忘れがあったりするので、作業後切り忘れないよう注意が必要です。
後、Amazonの評価にあったスイッチのOFF/ONがインジゲーターがないので忘れやすい、というのも同意します。
右上に「Connect/Battery」のLED表示があるので、そこを利用できなかったのかなあ、と。
Bluetooth接続に関しては、後で出てくる同社製のTK-FBP052を登録しているとうまくいかなかったので、事前に登録していたTK-FBP052を削除したらすぐに登録できました。
iPad miniやZenFone2 Leaserには繋いでないので、判らないです。
機能面でいくつか残念な点がありますが、一番肝心の文字入力という点に関しては充分に合格点を出せるキーボードだと思います。
後、背面に高さ調整の台座があるので、使う際に調整して使うとよいと思われます。


配列に関しては、世の中にはすごいキーボードもあるんですよ……キーボードにこだわっていた某PCメーカーが出したAdaptiveキーボードの配列が伝説的なまでに凄くて……。
どこのメーカーとは言いませんけどね……。

エエ、1世代で消えたアレですよ、アレ。
2014年のアレですよ……アレ。
配列の写真がありましたので、確認してみてください。

ykr.ykr414.com

www.itmedia.co.jp

開発にかかわったデザインチームの人たち、今はどうしているんでしょうねえ……。
次世代からキー配列も割と標準的な物に戻りましたし、タッチパッドの部分もクリックボタン復活しましたしねえ……。
4ページ目を読むと、マーケティングに頼って大事なものを削りまくりました、といういいプロジェクトの失敗例をひしひしと感じますね……。
声なき声、あって当たり前、というのがあるんですよね……。

pc.watch.impress.co.jp

鳴り物入りでの採用だったが、1年後に発表された第3世代では、大胆にも早速そのAdaptiveキーボードを廃止し、従来からの物理的な6列キーボードを復活させた。また、タッチパッド上部にあるトラックポイント用ボタンも独立したハードウェアボタンに戻った。

 現時点でキーボード変更の理由は不明だが、Adaptiveキーボードの評判があまり良くなかったのであろう。

こういうのをまさに「黒歴史」って言うんですね。
筐体も黒いですし(そろそろやめて差し上げろ)


閑話休題
某畜ペンのような所業をしてしまいましたね。
少し反省。



さて、続いてはこちら。
またもエレコムのTK-FBM023BK。

ELECOM Bluetooth メンブレン式キーボード 82キー Sサイズ ブラック TK-FBM023BK

ELECOM Bluetooth メンブレン式キーボード 82キー Sサイズ ブラック TK-FBM023BK

こちらは以前からXbox360にUSB接続で繋いで使用しているTK-FCM005BKのBluetooth対応版のようなもの。
箱○を買った際に、キーボード要るよな、場所を取らなくって、ほぼ標準的な日本語配列に近いのが欲しいな、ということで選びました。

USB接続版とは異なり、「NumLock/Caps lock/Scroll lock」の部分に「Connect/Battery」のインジゲーターがあります。
ただ問題は接続時とバッテリーが少量になってくると点滅するだけなので、通常は点灯していません。
接続できているかどうかは、キーを打ってみないと判りません。
こちらも電源スイッチ、ペアリング用のボタンは背面に付いています
やはり背面スイッチだと切り忘れがあったりするので、作業後切り忘れないよう注意が必要です。

重量は245g(単4乾電池2本を含む)。

サイズが大きくなっているのに、重量は軽くなっています。
打鍵感はTK-FBP013BKの方があります。
ただチャタリングは発生しないので、割と打ちやすいです。
キーサイズが少し大きくなったので、打ち間違いが少なくなるか…というと、TK-FBP013BKに比べてミスタイプをすることがちょっと多い気が。
キーそのものが軽いので、好みが分かれそうです。
この記事の大半はTK-FBP013BKで打ちました。
ただキー配列に関しては、ほぼ標準的な配列ですので、あまり悩むことはないかと思います。
その他の機能としては、Fnキーとファンクションキー(F1~F10)を組み合わせることによって、各種機能(音量の上げ下げ、メールソフト呼び出し等)が出来ます。
後、タブレット設置用にでかい組み合わせる板2枚が付いてきましたが、はっきり言ってでかくて邪魔です。
寧ろこういうのを付けるぐらいなら、本体にタブレットを固定する爪ユニットでも作ればいいのに…という残念感。
流石にそういう設計をするとコスト高になるからねえ……。
最近の製品って全体的にコスト削減、という色合いが強いですからね。

そこで、付属の羽の代わりにセリア(100円均一ショップ)で販売していたタブレット用の折り畳み台座(65g)を使っています。
消費税込みで108円也。

立てるとこんな感じです。

これがPC-TW708用のカバーと相性が良く、うまく差し込めて固定できます。
これはお勧めの一品。

4段階の角度調整が可能です。

しまう際には、こういう風に裏面にマウントさせると少し収納場所が少なくて済みます。

後、TK-FBM023BKもTK-FBP013BKと同じく背面に高さ調整の台座があるので、使う際に調整して使うとよいと思われます。


そして、3台目はエレコムのTK-FBP052。


これもキー配列としてはかな刻印なしの日本語キーボード配列に準拠していて、と思って買ってみたのですが……

なんじゃこりゃあ……

というわけで即効封印された代物ですw
ちょっと安かったんで、慌てて確認せずに買ってしまって大失敗、と。
英語配列でもいい、という人はおられるかもしれませんが、矢印キーの一列配置と、Enterキーの1段ずれが…というわけで。

ただ今までの2つと比較していい所もありまして。
まずは電源スイッチが表側にあり、切り忘れを防ぎやすくなっています。
またバッテリーのインジゲーターが付いており、バッテリー残量を確認しやすくなっています。
(ただし、通常は点灯してない模様)

TK-FBP013BKと並べてみました。
若干サイズが大きいです。

重量は193g(単3乾電池2本を含む)。

今回比較している3機種の中では一番軽量です。
キータッチそのものは悪くありませんでした。
けど、やっぱり矢印キーの配列をはじめとする右側の配列がが……。
後、TK-FBP013BKと同じく高さ調整の台座があるので、使う際に調整して使うとよいと思われます。
キー配列に特にこれといってこだわりがない、という方はいいかもしれません。
そういった意味で残念感溢れる製品でした。


で、今回エレコム製品ばかりで、「エレコム製品好きだよなー」と思われるかもしれませんが、そういうわけではないのです。


このサイズの日本語キーボードが他にねー!!


という理由の方が大きいのです。
各メーカーさんも海外メーカーの英語キーボードをパッケージだけ変えて販売、というケースが少なくないので、簡易に持ち運べる日本語配列キーボード、というものに至ってはなかなか見つかりにくいのですよ。
後、配列に関するこだわりもありますので。
ちょっと前までなら、キーボードでも日本設計、海外生産、という形で提供もありえたのですけど、今ではコスト削減、販売価格を下げるために英語キーボードで、というケースが少なからずあるわけで。
そうした中にも配列が酷いのも少なからずありましたからねえ……。
そういう意味でデフレって、そういう風にコストをかけて作る、というのを失わせてしまったとも言えるんえすよねえ…。
まあメーカー製パソコンでもコスト削減で真っ先に削られるのがキーボードとマウスなわけで……逆にReal Force、Happy Hacking Keyboardぐらいの値段を出すものじゃあないと、本格的なの作れないですからねえ…。
最近ではゲーミングPCでこだわりのキーボードを見ますが、やっぱりそれなりの値段(1万円以上)の金額を出すものだと、やっぱり打鍵感はいいです。
もっとも、ここで運用するようなモバイルで持ち運びには向いてないでしょうが。
LenovoTrackPointキーボードなんかは、ThinkPadの派生(キーボードの設計を使いまわす)だから若干安く浮くれるわけで。
そういう意味で、キーボード好きには受難の時代なのかもしれません。
半面、PC自身がコモディティ・低価格化し、ハイスペックの機種を長く使うより、ミドルレンジぐらいのと消耗品として組み合わせて使う方がコスト的に効率的、という風になっている現状の表れかもしれませんね……。


とはいえ、期待がないわけもなくもないわけでして。
最近注目しているのが、LG電子のスティック状になるLG製キーボードです。

akiba-pc.watch.impress.co.jp

お値段も11,800円(記事内)(税込12,744円)と結構するのですが、この発想はすごいな、と。
実機を触ってないので何とも言えないのですが、キーを保護して持ち歩きように収納できる、というこの発想は素晴らしいな、と。
しかし、何故Enterの右にキーを配列したし、と。
評価に関しては、実機を見てない・触ってないので何とも言えませんが、選択肢の一つして書いておきます。



結局今回紹介した3機種の内どれがいいのか、というと、TK-FBM023BKかなあ、と思います。
まず、本体そのものが軽い、というのが一番ですね。
後、チャタリングが発生しない、というのがありまして、やはりそこは結構重要かな、と。
他は及第点かなあ……と思いながらも、実際この記事を書くのに使用していますが、長文を打っていても疲れずに打てます。
どうせならあのバカでかい羽根ユニットを付けるくらいなら、キーボード保護のためのカバーとか付けてくれた方が嬉しかったかな、と。
(キーボード保護カバーが欲しいのはどの機種も共通ですが)

とはいえ、実用には十分でか価格も密林さんで2200円(2016/8/22現在)なので、購入しやすいか、と。
BSKBB03WHのポメラベースのキーボードで羽ギミックが付いて固定できる、というのは良かったのですが、やはり重量がね……。
重量と若干の我慢(PgUp/PgDnがない等)を我慢できるのなら、こっちの方がいいかなあ、と。
PC-TW708(カバー付き)が508gですので、重量を合計してみると、


BSKBB03WH……508g+430g=938g
TK-FBP013BK……508g+272g=780g
TK-FBM023BK……508g+245g=753g
TK-FBP052……508g+193g=701g


となります。
200g近く違いますね……確かに重量が違うなあ、と思いましたけど、こうして書いてみると、よく判りますね。
200gというと、スマフォ1台、モバイルルーター1台、モバイルバッテリー1台……そのくらいの差分ですね。
もちろんこの二つだけ持ち歩くわけではなく、モバイルルーター、マウス、電源コネクタ&ケーブル、SDカードリーダー、モバイルバッテリー等も一緒に持ち歩くので、その分を加味しても軽いに越したことはないわけで。
そう考えると、実用的な配列と軽さを考えて、と。
今回紹介した他にも軽くて配列もいいキーボードがあれば、選択肢として考えてみるといいかもしれません。
MSの折り畳みキーボードとかもいいんですけど、あれは充電式ですからねえ……。
バイルバッテリー持ち歩くんだから充電式でもいいやん、という意見もありかなあ、と思わなくもないです。
お値段ちょっとしますが、密林さんの評価見ていると、賛否分かれてますね…。
まあこちらも選択肢の一つに。

また、ウィンタブさんにてもいくつかキーボードを使用したレポートがありますので、こちらも参考にされたらいいと思います。
Bluetooth以外にもUSB接続のもレポートがあるので、選択の幅が大きく広がります。

win-tab.net

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というわけで、この記事を読まれた方のキーボード購入時の一助になれば幸いです。