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20160323 -雑記- 夜行列車は遠くになりにけり

夜行列車の幕が閉じていく。

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俺ははまなすと縁も無く、乗る機会もなかったのだが、こうも夜行寝台列車が失われていくと、数少ない同士を失っていくような感にとらわれる。
カシオペアに関しては余り興味がなく、富裕層向けだよねえ、と思いながら距離を感じながらも、定期運行を外れるとなると、またそれもはまなすと同様の感がある。
上野発の夜行列車~♪の世は遠くなりにけり。
ダイヤル回して~♪と同じく遠くなってきたものだ。

あさかぜはやぶさに憧れ、東京まで乗り通してみる、若しくは東京-西鹿児島間を乗り通してみるとかしてみたかったなあ…。
他にもなはとかあかつきとか、本当たくさんの寝台列車があった。
はつかり、あけぼの、みずほ、さくら、能登、銀河……銀河は今思えばすぐに手が届くところにいたのに、乗ってなかったなあ…今思うと返す返す残念である。
幼少の頃、何度も寝台特急に憧れて乗りたかったが、願いが叶わず、寧ろ新幹線の方が多かった。
書籍で見る寝台列車は憧れだったなあ…。
修学旅行で一度B寝台に乗った事があるのだが、流れる夜景の楽しさは今でも思い出される。
そんな思いがあるせいか、もう今では残っているサンライズ瀬戸・出雲が俺の識る寝台列車になってしまっている。



また同時に、「特別なトワイライトエクスプレス」も終焉を迎えることに。

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俺はトワイライトエクスプレスには乗った事がないのだが、何度か大阪駅で邂逅する事があったので、せっかくだから時間もあるので見に行ってみよう、ということに。

在りし日のトワイライトエクスプレス

もう今では見る事が出来ない電光掲示板。


いやいや、写真撮影するのはいいけど、「点字ブロックの内側から撮影お願いします」というアナウンスがあるのに、外側に出ちゃうのはどうかと思うの。
というか、事故が起きたらどうするの。

入線してきました。

サンダーバードと並ぶ。
もうこの光景も見納めなんだろうなあ…。

こうも車体も痛んできていればなあ…お疲れ様、としか言いようがない。

食堂車の中。
揺れる車内で色んないい食事を作られていたんだろうな……。

もうこの表示も最後になるのだろう。

回送列車として出発。
万感の思いを込めて、汽笛が鳴る。


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残る定期運行の夜行列車は、東京-出雲・高松を結ぶサンライズ瀬戸・出雲だけになってしまった。

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やはりいつも書いているのだが、夜間に移動して目的地(若しくはその近く)にまでたどり着けるのが、夜行列車のメリットであるわけで。
よく前泊とか、新幹線で移動すれば、と言う人もいるんだが、その時間帯が取れればその方法もありなんだろうけど、時間が取れない時はすごい重宝するのです。
新幹線で移動するとなると、どうしても朝の600以降になってしまうのですよ。
(※新幹線は6時以降でないと動かしてはならない、と法律で決まっているのです)
で、その始発に間に合うように朝の5時とかから家を出ないといけないわけで。
それと、新幹線に乗っている時間は単純に「移動時間」になるからなあ…。
寝台列車のいいところは「移動時間(夜間の就寝時間)」を兼ねられるメリットがあるのですよ。
だから俺の中では、夜行列車の場合は夜遅くでも駅に着けば、後は乗るだけ、と。
そして満天の星空を眺めながら眠りに落ちる。
後、最近では寝台列車にシャワーもついているので、寝る前、寝た後でもきれいさっぱりと。
俺は大抵家に帰ってから乗りに向かうので、シャワー浴びてから向かうので利用する事はないのですが。
この楽しさや利便性を覚えてしまったら、新幹線よりもこちらがいい、と思うんだが……なかなか世間的には受け入れられなかったのと、商売的に難しかったのもあるわけで。
時々ネットのバナー広告でJR東海ツアーズが「東京-大阪1泊付き18000円~」というのを見ると、新幹線往復代+ホテル代でサンライズの東京-大阪間と同じかよ……と。
それを考えると、新幹線っていくらだよ、と思うツッコミも出てくるのですが。
(というか、おとなびとかの金額やe5489等の割引とか見ていると、推測するにかなりチート的な料金なんですが)
なお、夜行バスに関しては色々言っているんだけど、「時間読めない」「移動するのに疲れる」というわけで、俺の中では基本的にほぼ存在しない扱いとなっていますw
個人的にはサンライズクローン(非電化区間対応)を作って対応してくれればなあ、と思うんですが。
サンライズ級の設計であれば、ビジネス用途にも使えると思うんですけどねえ…電源も使えるし、新幹線よりも早く着く、その先に進める、となれば。
旧来のブルートレインの弱点を克服したのが285系の特徴も言えるわけで。
(個室寝台、シャワールーム完備、ラウンジの設置等)


「今度デビューする瑞風があるじゃないか」という声もあるけど、あれは…俺の感覚では違うなあ、と。
同じくななつ星、四季島も俺の中では寝台特急としては違うなあ、という。
確かに列車の中で寝る、という事は同じなんだが、コンセプトが違うよなあ、と。
俺の中ではああいう特別列車ではなくって、日常の交通機関の延長として、寝台設備があって、定期運行しているというのが俺の中での寝台列車なんですよね。
ああいうクルーズトレインはあれはあれでいいんだけど、なんだろう……非日常でしかない、という感じなんですよ。
それと、気軽に乗れるものではない、という事も俺の中では違う感がするわけでして。
ななつ星にしても、みんな写真を撮ったりして楽しんでいるけど、抽選はさておき、実際に乗れる人は限られるんだろうな、と思うとどうもちょっとなあ…と。
やっぱり列車っていうのは見るんじゃあなく、乗ってナンボだと思うわけで。
トワイライトにしても、定期運行時には価格的にもがんばれば乗れる金額だったけど、クルーズ化してからは、お値段として躊躇うなあ、という金額かなあ、と。
カシオペアもおそらくそうなるだろうな。
そういった意味で、ななつ星は豪華車両によるクルーズトレインで利益を生み出す卵となった反面、寝台列車というものを人々から遠ざけてしまった遠因になるかもしれない。
後なあ……JR西も東も、ななつ星の成功を見て即座に対抗馬を出す、という点で、商業的には正しいのだが、……が両社とも黒字企業だったのに、何故今までやってこなかったのか、というのと、JR九州が成功したからといって真似をするという点にある種の節操無さみたいなものも同時に思うのである。
後、分割民営化で会社間の跨ぎがあって、それでやりにくいっていうのもあるからねえ……そういった意味で今の形の分割がよかったのかどうか悩ましいところです。


そういう意味で、ちょっとがんばれば乗る事が可能なサンライズの方が俺にとっては寝台列車感がするのです。
尤も、今後は唯一残った寝台列車という事で10時打ちでないと席が取れないかもね……。
新世代の寝台列車として、クルーズトレインもいいけど、日常使いの延長的な寝台列車が欲しいなあ、と思うのです。
そういうわけで、サンライズに望みを掛けるのです。
何とか後継や夜行列車の利便性が見直されないかなあ、と思うのです。



ちょっと、思うところがありまして他の記事を取り敢えず置いておいて、赴くままに書いてみました。
ネタはあるんですよ、もう10本以上たまっていてw

多分何事もなければ、次は佐野編の予定です(多分)。