これまでのあらすじ:
ジャンクのX40を保守部品として買ったお
↓
使い道なくなったお
↓
こいつ動くし、SSD化してみるか(チラッ
↓
密林で小さなおっさんと変換基板買ったお
↓
コンバインさせたら山野田のTフロント並みにはみ出したお( ^ω^)
(続き)
……
……だが、こんなこともあろうかと!!(C)岸和田博士
正月明けにPC-VY12F/CH-Xがジャンク品で¥10000ぐらいで販売していたのがあるんだ!!
まだだ! まだおわらんよ!
というわけで、早速解体してHDDの代わりに挿し込むように準備するw
実はすでに正月に買って帰った時点でHDDが1.8inchであり、2.5inchサイズが差し込めることも確認済だ!!
こんなに大きくて大丈夫か?
問題ない。
周囲の黒いごちゃごちゃしているのはHDDを固定させるフィルム? みたいなものです。
標準で付いているのでそのまま使用してしまえ、と。
しかし、こういう時になんだけど、やっぱり各メーカーに寄って作りが違うね、と思う。
俺は基本はThinkPadメインなので、色々比較感があったり。
で、まあ普通に外付けUSB DVD-RWを接続してWindows XPをセットアップ。
問題なく終了。
んで、起動させてみて、各種ドライバを当てて、Windows Updateを行って問題なく終了。
とりあえずアンチウィルスはWindows Essensialを当てることにする。
んー、実際使ってみると早いな、というのが正直な感想。
DMA5で動作しているし、起動時間もBIOSからの起動時間がストップウォッチで計測して21秒でした。
恒例のベンチマークの結果。
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CrystalDiskMark 3.0.1 (C) 2007-2010 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 82.715 MB/s
Sequential Write : 39.894 MB/s
Random Read 512KB : 78.097 MB/s
Random Write 512KB : 28.776 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 8.659 MB/s [ 2114.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 1.996 MB/s [ 487.4 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 8.040 MB/s [ 1962.8 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 2.226 MB/s [ 543.4 IOPS]
Test : 1000 MB [C: 46.4% (9.1/19.5 GB)] (x5)
Date : 2011/06/06 0:45:07
OS : Windows XP Professional SP3 [5.1 Build 2600] (x86)
書き込みが速度でない、というけど、まあこれだけあれば十分でしょ。
2006年製のPCなのにがんばった。
まあこれで俺のモバイルPCがまた増えたわけなんだがw
で、せっかくだから俺のプライベートメイン機であるX40(X31は重量とデータが結構色々詰まっているので、現状ではあまり外に持っていかない)と比較してみる。
もっとも、X40の方がどうしてもThinkPadを使っている、という「慣れ」があるから甘め設定になるかなあ。
まあ、普段ThinkPadを使用している人がVersa Proを使っての感想、という感じで受け止めてくださいましまし。
X40の発売が2003年12月、VY12F/CH-Xの製造年月日が2006年11月(と底面にあった)。
使っているのは確か両方共Baniasコアになるのかな。
PC-VY12F/CH-XThinkPad X40(2371-5FJ) - 製品仕様 ←こいつが持ち歩き用
ThinkPad X40(2371-1CJ) - 製品仕様 ←現在ジャンクから再生中の機体
今流行の銀パソと呼ばれる仕様の一般受けが良さそうなデザイン。
ちなみにこいつは耐荷重100kgまで行けるんだったっけ?
デザインがそれっぽいアレなんだが。
続いてX40。
やっぱりなんだかんだと言っても黒をベースの筐体で。
よくも悪くもこれが「ThinkPad」であることを示しているなあ、と。
最近ではEDGEシリーズが出て色が変わっているのいるもあるけど、やっぱりThinkPadは「黒と赤」のコントラスト、というのがイメージかなあ。
でた当初はデザインが、と言われていたけど、この薄型もありだろう、とは思ってました。
当初X31とLaVie Jで悩んでいたんだけど、店頭でX40を見てこれもありかなー、と。
ただVGAがメモリーシェアだったので、最終的にはX31とLaVie Jの比較になりました。
参考までに:
本田雅一のMOBILE通信 ■ 第223回 ■ 日本IBM「ThinkPad X40」開発者インタビュー 〜ThinkPadらしさと、軽さ/薄さ (PC Watch)
しかし、あれから結構な時間が流れて、こうしてX40の再生をしている俺って……w
閑話休題。
続いてネットワーク部。
X40:Gigabit Ethernet、無線LAN(a/b/g)搭載
VY12F:100Base TX搭載
圧倒的にX40の勝利。
VY12FはとりあえずLogitecのLAN-W150N/U2 LAN Adapterをつけて無線LANで対応。
Logitec USB2.0対応150Mbps小型無線LANアダプタ ケータイWiFi専用モデル LAN-W150N/U2KT
- 出版社/メーカー: ロジテック
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: Personal Computers
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これはやっぱりコンセプトの差かなあ、と思ったり。
X40……汎用型(企業/個人)向け
VY12F……企業向け(カスタマイズ納品あり)
という差があるから、あくまでもベーシックモデルとして、ということになるから無線LANを載せないでコストを押さえて、というのがあるかなあ、と。
液晶サイズ:
両者とも12.1inchなので同点。
両方共ノングレア液晶であり、画面がテカらないので長時間作業するのにも向いている。
ただ、どうしても経年劣化はね……パネルだけ新規に手に入らないかしらん。
VY12FはNEC製の6段キーボード、X40はThinkPad従来の7段キーボード。
1週間ほど使用して思ったんだが……
やっぱりThinkPadの「Home」「End」「PgUp」「PgDn」独立は必要。
やっぱりこれは思いました。
コピペしたり、範囲指定で消すときにFnキーを押しながら作業するのは、面倒といえば面倒。
で、入力感に関してはキーボードユニットがペラいんだけど、意外と入力感に問題はない。
むしろ好調。
これは意外な高評価。
そしてNXパッドも悪くなないが……トラックポイントみたいに作業することになったら、正直しんどいかな。
マウス必須になるかも。
トラックポイントだと簡単な図形とかも描けるので、……とはいえ、コレは慣れかもなあ。
けど、タッチパッドのお約束のちょっと触れただけでいつの間にかカーソルワープはお約束w
ちなみにキーボードの固定はThinkPadはネジで固定しているんだが、NECの場合はこの三つの留め具にて固定しています。
最初このプラスチック何であるんだ? と思っていましたが、何度か解体してなるほど、と判った次第。
右側にUSB2.0(コネクタ強化型)、PCカードスロット、左側にUSB2.0×2(1つは無線LANアダプタで塞いじゃってます)、RGB出力、ヘッドフォン、マイク、LAN、モデム。
右側にPCカードスロット、ヘッドフォン、マイク、SDカードスロット、赤外線(SDカードスロットの下に付いてます)、USB2.0、LAN、モデム、左側にRGB出力、USB2.0(Powered USB)。
スロット数では圧倒的にX40の勝利。
けど、VY12Fも標準レベルはクリアしているかなあ。
ただ最近の傾向考えると、SDカードスロットはいるよなあ、という感じです。
デジカメデーターをいじるなら、やっぱりSDかなあ、と。
そこはNECも承知のようで、最新のLaVie J/Versa ProはSDカードスロット付きです。
バッテリー:
これは大容量を購入して付けているX40と消耗しているVY12Fで喧嘩しちゃあいけないw
もし測定するのなら、バッテリー入れ替えてでないと。
ただこれはカタログスペックを見るとVY12Fも使い方によっては9時間も持つとか。
これは3年ぐらい技術が離れている差かなあ。
省電力化に関してはNECも負けちゃあいないし、結構いいライン行っていると思います。
現在約1時間半ほど持ちます。
もしこれバッテリー入れ替えたら、VY12Fの勝利かなあ。
付属ツール類:
これはNECのを探して入れるべきなんだが、……何が入っているか判らんw
ThinkPadはThink Vantageでまとまっていて、どの機種もそれ入れればツール一式入ってくれるんで楽なんだが。
ThinkPadの良い点はそういう統合性があることなんですよねえ。
重量:
これは圧倒的にVY12Fの勝利。
1.26kg(X40) vs 996g(VY12F)
この約300gの差は大きいな。
300gというと、アダプター、スマートフォン、モバイルルーターぐらいの重量になるわけで。
しかも俺のX40大容量バッテリー積んでいるし、実質1.46kgぐらい?
1kgまでなら量れる量りはあるんだが、それ以上は量れないので。
そういった意味で軽量、丈夫なVY12Fもなかなか。
裏面のネジの数
X40……11個+キーボード固定6個+メモリー用カバー3個
VY12F……17個+メモリー用カバー1個
意外とThinkPadってネジ多かったんだな。
少ないように感じていたんだけど、結構使っているんだな。
けど、ThinkPadの場合はキーボード交換の際はキーボードのネジを外すだけ何で、あんまり多くない、という印象だったんだが。
改めて調べてみて判る事実というのもあるんだな。
総評:
3年差のある機体同士で似たスペックで比較してみたんだけど……俺としての結論は、X40がHDDを除いて先進性があったな、と。
VY12Fに出来ることは全部できるわけで。
省電力化に関してはどうしても基盤技術の進んだVY12Fが勝利するのは仕方ないかな、と。
HDD仕様(1.8inch搭載)だったらX40なんで使いたくないけどw、SSDにしたらまだ一線でいけるかな、と。
で、両方共1.8inch HDDを外してSSDに載せ替えて使用した感覚なんだけど、「これでいいじゃん」、と。
正直言って、VY12Fをモバイルとして持ち歩いても悪く無いと思っている。
というか、むしろいい。
基本的にB5サイズで1kgわれなので、持ち歩いてもいいかなあ、というレベルの重さなんじゃあないか、と。
後、バッテリーを交換して無線LANを使用しながらどのくらい持つか、を計測出来れば十分に行けるかなあ、と。
無線LANが内蔵されていなかったのが残念だが、それを除いて十分使えるなあ、と。
今までこういったモバイルノートをメンテして使ってみているんだが、ThinkPadだけではなく他には他の良さもあるわけで。
とりあえず、俺の中での高評価は順に「ThinkPad」「VersaPro(LaVie J)」「Let's Note」かな、と。
ある意味初めてNECのモバイルノートを触ってみたんだが、俺としては満足だし、人には勧められる製品だな、と。
そんな感じでした。
けど、それでもやっぱりThinkPadの優位性を語らざるをえないなあ、と。
別にNECを貶めるつもりじゃあんじゃあないんで。
途中書いたように、全機種通じての統合性があるんだよね。
Think Vanteageというツールを使ってドライバーや付属ソフトのアップデートが行えるとか、特殊な機種を除いて世代が同じであればアダプターを使い回しが出来るとか。
(X2x〜X4x系、T2x〜T4x系、R系等はアダプターが異なっても相互に使用可能。x60系以降でアダプター変更しているのでx60系と2xx系、3xx系も使い回しが出来るんじゃあなかったかな)
こういう共通性って重要なのよね。
最悪無くした、壊れたというときに使い回しがきく、という安心感があるわけで。
後、ウルトラベイとかでパーツの共用化とか。
こういうのが企業導入するとき便利といえば便利かな、と。
アダプターの紐付けがよくわからなくなる、ということはよくあるわけでw
他にNECのPanerinaとかも持っているんだけど、アダプタサイズが違うので使い回しができない、というのが。
後、モバイル系のLaVie JとデスクトップノートのLaVieではアダプタのコネクタのサイズが違うために共用できない、とか。
これって結構不便なんですよね。
それに機種ごとに作るとかそれだけで高コストになるし。
その辺を考えたら、やっぱりIBM時代にアダプターを統合したりして共通化仕様を掲げていたThinkPadは先進的だったんだなあ、と。
で、なんでこういうことを考えるのかというと、今度NECパーソナルプロダクツとLenovo Japanで日本市場で一緒にやっていくわけで。
そういう事を考えたらNECはThinkPadシリーズの良いところを受け入れてそれをフィードバックしてもいいんじゃあないかなあ、と。
NECはNECでいいところあるんですよ。
あの最近「傷がつかない天板」っていうアレ。
あのAKB48の女の子が宣伝しているアレ。
あれいいなあ、って。
それに強度を保ちながら、軽い作りをするとか。
実際この夏仕様のVersaProの重量なんて標準で889gだからなあ。
そんなこと思うのです。
まあ何が言いたいかというと、
「ThinkPadもいいけど、VersaProもいいよね」
また何か面白そうなものを扱ったら取り上げてみますw