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ThinkPad X40 0スピンドル化 最終章 SSD搭載

始まりはここからでした。


ThinkPad X40(2371-5FJ) を0スピンドル化してみた


そして、試行錯誤してきました。


X40を再度CFを使用したSSD化X40 CF使用によるSSD終焉のお知らせ OCZSSDPATA1-64G18 64GB 44pin IDE 1.8インチを入れてみましたThinkPad X40 再びTracend CF 16GB 300倍速(SLC)搭載ThinkPad X40 CFで0スピンドル化 再び 番外編?


こうして改めてみてみると……ウチのX40、まさに実験機だなw


なんですが、メインで使用しているX31SSD化がめちゃくちゃ快適過ぎて……


ThinkPad X31をSSD化してみた


「せっかくだから、俺はこの赤のポッチのX40もSSD化してみるぜぇ!!」


というわけで、買っちゃうことにしてしまった。


今回はいつもの1's様に在庫がないので、株式会社ジェイ・ディ・エス様直販サイトで購入。
店頭在庫でこういうの置くのは、怖いからどうしても通販が強くなってしまうよねえ。
残念だが仕方ない。


買ったのは、【1.8ZIF / 64GB】 Blue Polaris 1.8インチZIF 寿命 診断ソフト無償ダウンロード 【BP18Z064GM00】
¥22480ナリ。


最初は【1.8IDE(日立) / 64GB】 HANA Micron 1.8インチ 日立型44pin SSD 【H4PM064G-10】にしようか、と考えていたのだ。
¥19800と決算特価で安いし、44pin仕様でそのまま差し込めばいいし。
普通はこちらを選びます、常識的に考えて。もしX40系の乗せ替えを考えている人は、こっちを選ぶことを強くお勧めします。
いや、冗談抜きで。

SSD 1.8inch 44pin PATA MLC 64GB

SSD 1.8inch 44pin PATA MLC 64GB

じゃあ、何でBP18Z064GM00を選んだか、というと、


・前回X31でHANA MicronのSSDは使用しているから、ダブらせたくない。
・以前、若松通商で買った変換アダプタがあるので、それを活かしたいなあ
・X40の解体方法も知っておきたいなあ
・以前考えていたPhoto FastのGM-533CF32SLMLCだった


というわけで、¥3000も金額差があるにもかかわらず、高いほうを選ぶ、という、普通に考えれば「何やっているんですか、あなたって人はっ!!」と言われるような内容ですwwwwwwwwwwwwwww
しかも変換アダプタが送料込みで¥3270だったかな?
普通の人はやっぱり、H4PM064G-10ですよねー。
変換アダプタなしでそのまま挿せるし。
後、PhotoFast、型番からSLCだと思って期待していたのに……期待していたのに……!!


けど、PhotoFastのより安く仕上げられるからいいよね、というわけでCF使用による0スピンドル化は終了方向へ。
SLC搭載の64GB程度のCFが\20000前後になったらまた考えてもいいけど、SSDがこんなに安くなるとね……


だが、俺様にそんなことは通用しないwwwwwwwwwwwwww
ここは敢えて、変換アダプタを使用して、東芝型ZIF変換をして、ということです。


前置きが長くなりましたが、始まり始まり〜。


まず準備するもの。
各種ドライバーはもちろん、LenovoのサイトよりX40保守マニュアル。
これがないと、解体に苦労します。


保守マニュアル - ThinkPad X40 (2369/2370/2371/2372/2382/2386)(Lenovo)


届いた箱を開いて中身を取り出す。

うん、SSDだ。
そして若松通商で買った変換アダプタ「WPS-ZIF40 X40 ZIF変換(ケーブル付)」
ありがたいことに、ケーブルもついている。

今まで使っていたTranscend300倍速CF 16GB+宇奈根。
ありがとう。

さて、こいつをHDDの入っていた場所から外した所でX40の解体が始まる。
まずは付属のバッテリーを外して、通電しないように。
続いてキーボードを取り外すので、裏面にしてキーボードのマークのついているねじを外していきます。

ねじを外し終えた後、キーボードの面に戻り、キーボードを軽く前に押し出します。

わかりにくい人は、若松通商「WPS-ZIF40 X40 ZIF変換(ケーブル付)」のサイトを見ながら進めましょう。
私も作業中はこのページを開いたまま進めましたw
M/Bが見えてきたら、保守マニュアルに従い、右上のケーブルと、パームレスト上のマイクを取り外します。

そしてパームレストを取り外すのですが………これが一番の難所。
まずまた裏側に戻し、保守マニュアルに従い、ねじを外していきます。
ちょっと無理に力を入れようものなら液晶側が折れそうになるので、じんわり、じんわりと微妙に力を入れながら開けていきます。
これが非常に難所。
X31の修理の際、一度折っているから慎重に。
何か設計に無理してませんか、と思いながら、何とかパームレストの取り外しに成功。

左下の開いている部分が1.8inch HDDの入る場所。
とりあえず、組み込む前に仮止め。

ケーブルの繋ぎ方は若松通商さんのページを参考に。
とりあえず、仮止めして認識するかどうかの確認。

SSDとキーボードを繋ぎ、電源ケーブルを繋いでスイッチを入れてみる。
おけ、IBMロゴ表示。
BIOSでBootを選択してみる。

H1PM064G-00-(PM)
………
……………
…………………すごく、HANA Micronの型番ぽいっですが。


あまり気にしないようにしよう、うん、気にしない。
気にしてないんですってば。


続いてHDDの部分にSSDを収納するようにしないといけないんだが、若松通商さんのページを参考にSSDをおこうとするのだが、どうも収まりが悪い。

そこで写真にあるように、HDDの黒いプラスチックのガイドレール(と言うのだろう、多分)を外して、アルミ部分だけを再度はめて戻す。
これで若干のスペースができて、収まりが良くなります。

そしてSSDを収めた後、パームレストカバーを戻して、X40付属のHDDカバーをパームレストSSDの間に挟み、絶縁させます。
後は、キーボードも元に戻して、ねじ止めして元の形に戻します。
そして、再度電源を入れてBIOS上で認識しているかどうかを確認。
問題ないので、次のステップに。


ここでHDD→SSDの交換でX31で引っかかることがあったので、こんなこともあろうかと事前準備はおっけぃというか、CFのインストール時にも使用した主要ソフトや修正パッチ適用済みのセットアップ済みHDDからAcronis True Imageを使用してクローンを作成する。
そうすれば1時間もあれば現行ものと変わりなく使用できるようになるだろう。
流石俺様、事前準備がいいぜw


というわけで、ウルトラベースにHDDアダプタ+セットアップ済みHDDを繋ぎ、Acronis True Imageをインストールしてクローン化、を。
ウルトラベースのHDDから起動するために、IBMBIOSロゴが表示中F12を押して、Boot MENUを呼び出す。
そしてウルトラベースのHDDを指定して起動。
よっしゃ、このままアクロニスをインストールして、……再起動。
そしてクローン指示、と。
再起動。
これで始まるはず……
………
…………?
まあいい、ならば今まで使っていたCFをHDDの代わりに繋いで、Acronis True Imageをインストールして……
………
…………?
おかしいな?
なぜ起動途中で止まる?
safeモードすら立ち上がらないとは!
何故だ、何故私を拒否する!?
もう一度最初からやり直しだ。
気分はダミープラグで起動しない初号機を見守る碇ゲンドウwwwwwwwwwwww
………
………………
………


まあ、クリーンインストールすれば、環境もきれいになっていいよな。
というわけで、CD-ROMからXPのインストール。
今回は特に問題なくそのままクリーンインストールが問題なく進む。
X31のときのインストールが進まなかったのが何故なんだろうか、と言うくらいにスムーズ。
で、XPのセットアップが済んだ後、後はひたすらWindows Update
とにかくアップデート。
これまとめてひとつのファイルにならんかしらん。
OFFICE、各種普段使うソフト(Firefox、JTrim、System Update 3等)をインストール。
とにかくアップデート。
最近は自分で探すよりも、こういうアップデートツールを使えばいいから楽になったよなあ。
最新版修正ファイルを当てるのは結構手間だしなあ。
しかし、今回は64GBにまで広くなったので、ローカルに結構データがおけるようになったな、と。
そんなわけでBecky!も入れて、ローカルでメール管理もできるようにしたり。
そして、いつものベンチマークもとってみた。

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CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/

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Sequential Read : 82.358 MB/s
Sequential Write : 68.056 MB/s
Random Read 512KB : 76.437 MB/s
Random Write 512KB : 78.840 MB/s
Random Read 4KB : 24.357 MB/s
Random Write 4KB : 9.825 MB/s

Test Size : 50 MB
Date : 2010/06/04 13:06:59


参考までに今までの結果:
Trancend CF 300倍速 16GB

                                                                                                  • -

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Sequential Read : 42.004 MB/s
Sequential Write : 15.564 MB/s
Random Read 512KB : 22.325 MB/s
Random Write 512KB : 6.927 MB/s
Random Read 4KB : 11.621 MB/s
Random Write 4KB : 0.070 MB/s

Test Size : 50 MB
Date : 2009/04/24 21:45:46



読み込みは約2倍、書き込みに至っては4倍以上、ランダムリード、ライト共に半端無いパワーアップ。
実際体感速度としてCFより早い、というのが感想。
ログオン画面まで約30秒程度、パスワードを入れてデスクトップが表示されて使えるようになるまで10秒もかかってないかな?
少なくともCFだとデスクトップ表示の後、20〜30秒は待たされる感じですが、SSDにしてからは恐ろしく早くてあって無きが如し。
あくまでも体感なので、時間は計ってないのですが、明らかにわかります。
まあX40なんていう6年前のノートPCで、最終アップグレードパスみたいなものだから、使い続ける人はこれを入れて、キーボードと液晶画面、バッテリーの予備(特に大容量)を持てば結構いけそうな気がします。
その修理部品が今後調達が難しいんでしょうがw
私はもうしばらくこいつでもがんばってみようか、と思います。