自身が手掛けた書籍の中で元トヨタ自動車の著者はこう説明しているのだという(関連記事)。カイゼンをやり遂げ、その成果に対して賞賛の声が浴びせかけられると脳で麻薬様物資が分泌される。その快感が忘れられず、次なるカイゼンにいそしむ。で、また麻薬様物質。ということを繰り返しているうちに、カイゼンが止められない体になっていくのだと。要するに、薬物依存症ならぬカイゼン依存症になってしまうというわけだ。
これわかるなあ。
さらなる上を目指して、という意味でするわけなんだが。
けど、これって限界があると思うんだけどな。
なんていうかなあ、100mを9秒台で走れるようになったけど、5秒台にはならないでしょ。
それと同じように改善しても、どうしても限界値はあるんじゃあないか、と。
寧ろ余裕のある状態にしておいた方がいいんじゃないかな、と思うんだが。