Bartonの日記+c

Bartonの日記のはてなブログ版。とりあえず書いてみるw ※当ブログサイトはアフィリエイト広告を利用しています。

夏だ! PCを冷やせ! グリス塗り替えをするの巻 ThinkPad X201sでのお話

夏ですね。
もう既に暑いですね。

そうなると必要なのがPCの冷却対策。
そんなわけで先日手に入れてメインPCに格上げになったThinkPad X201sの冷却を考えなくてはなりませんでした。

#え? 何でこんな時期に約5年前のX201sが入手されたのかって?
 日本橋歩いていたら、某ショップでどう見てもほぼ未使用品程度の傷一つ無いきれいさを持ったジャンク品扱いがあって、動作確認を行ったところ問題が無かったのでつい。
 多分企業で買っての予備機だったのではないかと思われる。
 悩みに悩んで……買いました。
 日本橋ではよくあることですw
 またこれで一歩、X1 Carbon(第3世代)を買うのが遠のいたw

X201sに関しての記事:
ThinkPad X201sのプレミアムな性能を試す (1/2)(ITmedia)
作業がはかどる ThinkPad X201s の評価レビュー(THE 比較さん)
レノボ「ThinkPad X201s」~定番ビジネスモバイルが正統進化(PC Watch)


やっぱりThinkPad伝統の7段キーボードは快適だぜぇ!!
捗る捗るw
しかもT61(1280×800)からX201s(1440×900)と解像度もアップし、快適度もアップ。
指紋認証も付いていて、指紋認証から電源ONにすることも可能。
増設パーツはX200sと同じものが使えるので、4GB×2、9セルバッテリーはX201sに使用。
同系統機種で周辺機器が使い回せるのがThinkPadの強み!!
HDDを抜き取って、SSDを入れてWindows8.1 Updateをインストールして、各種ソフトを入れて設定後、データ移行を行い完了。
9セルバッテリーもX200sで5時間程度だったのが、7時間程度まで伸びるという。
タッチパッドが装備されていないので俺としては大満足。
液晶パネルさえ手に入れば、もうこれでいいと思うんだが……。
なお、液晶パネルを作っていた会社が撤退したとのこと……。

ThinkPad X201s を購入したのでレビュー(Lunarian's Blogさん)

購入のきっかけとしては、それまでサブノートとして使っていた「ThinkPad X40」にスペック不足を感じていたという点と、当時WXGA+(1440×900)の国産パネル製造について供給が危ぶまれており、薄さ・軽さを維持しながらこの解像度・発色の液晶製造が出来なくなるであろうという予測に基づいたものでした。
実際、私が今使っている「ThinkPad X201s」に搭載されているパネルを製造していた会社(東芝子会社のTMD)は、先月倒産し、パネル供給が行われないこととなりました。(→参考リンク:液晶の供給停止で薄型ノートに打撃:ニューストレンド

これを考えると、当時大変だったろうなあ…修理部品どうするか、と。
1280×800のパネルになるだろうから、修理したらグレードダウンだよなあ……。
今の時代ならもう新しく買い換えたらいいんだけど。


というような難儀な子なんだが、俺にとっては慈雨のような子です。
いずれT61(家使い)とX200s(モバイル使い)を一緒にしないと、と思っていたんですけど、新規導入のX1 Carbonで実現させよう、と考えていたのですが、それを先取りする結果に。
液晶パネルも修理部品として確保しておこうかな、と思うぐらいで。


さて、そのX201sですが、実は結構熱持ちらしいので、一旦分解してグリスを塗り直し。
(もちろん以降記載の分解及びそれに伴う整備は自己責任でお願いします)
熱暴走でシャットダウンされることはないのですが、やはり事前整備ということで。

ThinkPad X201sの電源が突然落ちる 熱暴走の直し方(ThinkPad X240sを使い倒す!さん)

ええ、ウチのも14枚目の写真のようにグリスが固まっていました。
というわけで、手持ちのグリス(2000年前後から使っている自作用)を塗り直して動作。

が……

なにこのCPUのMAX値w
何をやっていたかというと、Firefoxでタブを40枚ぐらい開いて、Becky!起こして、その他諸々と。
最高91度って……


というわけで、グリスの塗り直しを考えることに。


・グリスによる差はあるのか?

結論から言います。

あります。

俺も「冷却ファンが弱っているのか?」と思っていたのですが、ふと「グリスによる違いとかってあるんじゃあないのか?」と何気に思ってぐぐる先生に問い合わせ。
そしたら、考えて実行した人はいるんですね。

CPUグリス8種類の性能を比較してみた(メモトラさん)
CPUグリス交換でCPU温度を下げる(パソコン初心者講座さん)
「冷える」CPU用放熱グリスを探せ!×4(Deap Peaceさん)


やっぱりグリスによる違いってあるのねえ……。
車とかでもオイルに違いがあるのと同じように、PC用のグリスにしても違いがあるのだ、と。

そこで、梅田ヨドバシカメラにてグリスを比較。
グリスクリーナーと塗りつけ用のヘラとグリスを購入。


で、買ったグリスというのが、ダイヤモンドグリス。
1150円と昔買ったグリスの約6倍はしようかというもの。

INNOVATION COOLING ICダイヤモンド7カラット グリス 容量;約1.5g  ICD7C

INNOVATION COOLING ICダイヤモンド7カラット グリス 容量;約1.5g ICD7C

何で今まで試された方とは違うシルバーグリスでなく、ダイヤモンドグリスにしたのかというのが…説明文が……


(前略)
ダイヤモンドの優れた熱伝導率(2000~2500W/mk)を利用し、
(後略)

…………
………………2000~2500W/mk???
おかしいですよ、カテジナさん、他のグリスだと大きいものでも10~16W/mkとかなのに!!
一人だけ界王拳を使っているような数値じゃあないですか!!

おかしい……何故こんな一つだけ飛び抜けているんだ……
絶対ネタだろ……
だからこそ、チャレンジしなければいけない、人柱として!!w
それが熱い自作PCへの思いなんだ!!
(いや、今回自作PCじゃあなくノートだしw)
我々は進まなければいけない、ボブ&キースのように!!w

というわけで、分解しました。

前に塗っていたグリスをグリスクリーナーで拭き取って、件のダイヤモンドグリスを塗る。
説明書によると伸ばさなくていいですよー、とあるのだが、一応軽くまんべんなくヘラで伸ばす。
そして再組み立て後、計測。

おおーっ、CPUのMAX値が格段に下がっている!!
成功だ!!


それから数日経っていますが、MAX値が80度を超えることもあまりなかったですね。
瞬間上がっても下がって50~60度前後で動いていることが多いです。
(きちんと統計は取っていませんが、明らかにファンの音や熱風の温度も下がった感がします)
厳密に効果を計るのでしたら、メモトラさんのように空調とかもきちんとコントロールして計った方がいいんですけどね。


というわけで、PCの冷却を考えている方はグリスを換えてみるのもいいかもしれませんね。