読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Bartonの日記+c

Bartonの日記のはてなブログ版。とりあえず書いてみるw

昔の憧れ これから繋がって欲しいもの

昨年より始まっているPC Watchでのこの連載が毎回楽しみで仕方がないw

2015年 モバイラーが憧れた名機を今風に蘇らせる

「ああ、あったあった!!この機体はモバイラー憧れの~!!」とか懐かしい思いをさせられる事が出てくるわけで。
この時代はモデムで繋いで、とか、DDI Pocket(ウィルコム・ワイモバイルの前身)のAir H"が通信のメインで~とか当時を知るものにとっては懐かしくも当時の思い描いた未来等に思いをはせる方も出てくるのでは、と。

そんな記事を読んでいたら、俺も秘蔵の「これ」について一つ書きたくなってきたわけでw

このシルエットで「ティキーン」ときた人もいるはずw
なお無線LANカードを増設中。

そう、モバイラーの間では名機中の名機といわれるThinkPad235(2607-20J)!!
一時期A5ノート好きの俺はチャンドラ(クラヴィス2?)を含めてThinkPad235を3台程ヤフオクで購入して所有していたことがある。
もうだいぶ昔のことでもあるし、色々とあって人手に渡ってしまったので現在手元に残っているのはこの2607-20Jだけである。
なお、実運用ではAMiTY CN model3を使用していたのだが。

三菱、Windows 98搭載のサブノートPC「AMiTY CN」(PC Watch)

今でも思うんですけど、AMiTYは名機でしたね。
キーボードも打ちやすく、スティックポイントを搭載していて、俺が後継としてThinkPadに移行した理由の一つだったりする。
チップセットが430TX Tillamookを搭載していて起動も速く、SDRAMで128MBの増設出来てメモリーも安く増設出来たし、DFActive液晶はTFTに匹敵する遅延のない液晶表示が出来たし、サイズも小さく持ち歩くには最適でした。
バッテリーの持ちに関しては…当時の技術では仕方なかったですよねえ……。
そして三菱自身がPC事業から撤退してしまったため後継機は生まれず。
本当今でも一番好きな機体です。
今の俺がモバイルPCメインになるきっかけを作ったのは、AMiTYとThinkPadの両方の飽くなき実用性を追い求めて作られている、というのが根底にあると思われ。
(当時写真とかあまり撮ってなかったので手元に使える画像がないのが残念ですが)
Sモデルですが、参考リンクとして紹介:

Amity CN model Sのぺーじ


で、このThinkPad235なんだが、実際手に入れた後ThinkPad X31を購入したので、ほぼ実際に仕事とかで使うこともなく、メモリアルマシーンとして動態保存状態にあったのである。
このサイズいいよなあ、というわけで使う機会を狙って考えていたのだが、X31の汎用的なまでの使い勝手の良さで出る幕がない状態で。
スペックではCentrino(Pentium M:Banias)1.3GHz vs MMX Pentium 266MHzとだんちだしね。

というわけで、一時期CF化による省電力化、モバイル用途としてのテストを行っていたのだが、X40が手に入ってしまい、X40でCF化、SSD化でがプライベートモバイルPCとして使うようになってしまったため、使われずに眠ってしまっていたのである。

さて、ThinkPad235(クラヴィウス3?)がモバイルの名機といわれる所以はその当時持てるモバイルPC向けの技術を注ぎ込んであったことである。

・A5サイズ、1.2kgという携帯性
・800×600というWindows9x系を使うのに実用的な解像度
・パラレルポート、RS-232C等のポートを搭載
・USB、赤外線通信の搭載
PCカードスロット×3という拡張性の高さ
・ビデオカメラ用の汎用バッテリーの採用
ThinkPadお約束のTrackPoint搭載

解像度等は今から見るとスマフォにも劣るじゃん、と言われるかもしれないけど、当時はこれくらいが普通だったんですよ…。
後重量もノートPCは2~3kg超で、モバイルをするなら1.5kg以下、最低でも2kg以下のPCではないと、と。
またパラレルポートなどもバリバリの現役で、寧ろ無いと普通ではプリンターに繋ぐ手立てがない、と。
そしてUSBも1.1という今からみたら、えーというスペックではある。

けど、これがその当時の最強モバイルPCの一つだと俺は思う。
このサイズがいいのですよ。
ThinkPadお約束の「弁当箱」。
先述のAMiTY CNもいうまでもなく名機なのだが、235も負けず劣らずで、やはりなんといってもこれでしょ。
このサイズにThinkPad特徴の7段キーボードを入れ込んだこと。

キーサイズのイメージがつかみやすいように、隣にペンを置いてみましたw
このサイズで7段キーボードで全部積んであるので、打ちやすい。
まあサイズは少しい小さいので慣れが必要かもしれないが10分も打てば慣れる感じで。

続いて、特筆すべきはバッテリー(写真左端の黒い塊)。

なんとビデオカメラのバッテリーを採用していているのである。
手元に互換バッテリーとして確保していたのが、富士フイルム製のNP-500とPanasonic製のVW-VBD1があるのだが、こういったバッテリーにも工夫がなされているのである。
そういう汎用部品を使っているので、今でもバッテリーが入手可能(のはず)で稼働は可能である。
それだけでなく、左右に積んで2個積んでいるので、片方が切れた場合はWindowsが起きたまま、別の充電したバッテリーと交換して、ということも可能である。
また当時ノートPCの増設はPCカードで行うのだが、普通は2スロットなのだが、3スロットあるという贅沢仕様。
だから、例えばLANカード、SCSIカード+CD-ROM DRIVE、フラッシュメモリーという贅沢な使い方が出来るのである。
(※当時LANポートはノートに載っていなくってPCカードで増設するのが普通じゃったのじゃよ…)

その他にもIBMが関わっているということで、アダプターがThinkPadの物が使用できたり、ThinkPad 535/560シリーズの外付けFDDが変換ケーブルを使えば使えたりとか、日本語BIOSWindowsの起動中に設定変更が出来るとか、PCカードから起動させることが出来るとか、もう何かと色々と至れり尽くせりなのである。
唯一難はEDOメモリーを使用していたこと。
まあこれがあんまり流通していなくて高かったこと……128MBを手に入れたとき結構な額をした気がします。
(¥10000は超えていたと思う)
本家とも言えるライオスシステムの方もいいけど、やはりこうこの黒一色でまとめられていたThinkPadカラーは今見てもいいよなあ、と。
#Chandra/Clavius関連のライオスシステムに関しては他に色々書いている人がたくさんいるので、もう書かなくていいよね……。

さて、解説はここまでとしてこれをどうするか。
パーツ内容・動作確認を兼ねて以前インストールしていたWindows98SEのセットアップ、と。
でもHDDを外していたので、近代化改装と兼ねて以前X40用に買っていたTeamの8GBのSSDを搭載させることにする。
(写真左側の奥の青いシールが貼ってあるパーツ。手前は参考用にCF+IDE変換カード)
取り敢えずセットアップに使用できるCD/DVD-ROMがないので、セットアップを簡単に行うため、X40SSDをFAT32でフォーマットした後、Windows98SEのセットアップディレクトリをSSD内にコピーを行う。
これで仕込みは終わり。

内蔵するためにばらします。
ThinkPad235は他のThinkPadと異なって、HDDの交換にちょっと手間が掛かるのです。
他のThinkPadだと引き出し用のスロットがあって、ネジを外して交換が簡単にできるのです。
まず裏面にしてバッテリーを外して、底面のネジを2本外します。

本体後方部分のカバーを閉じている液晶下部のネジとその下にあるネジ1本を外します。
それと同時にこの時点で本体の左右に付いているキーボードを固定しているネジも外しておきます。
そしてカバーを少し持ち上げる感じで外します。

キーボードも取り外しちゃいます。
ここが取り外しの一番の難易度の高いところ。
キーボードの下にスピーカーが付いているのですが、その結線を外します。
続いてトラックポイントのフィルムケーブルを外します。
その後キーボードのフィルムケーブルを外します。

とケーブルを外す作業があるのですが、スピーカーのケーブルが長さぎりぎりで設定されているので一番気を遣います。

さて、次は液晶と本体を繋いでいるケーブル類を外します。
その後固定されているネジを片っ端から外していきます。
アルミの放熱板も外します。
こういう作業を行うときには必ずデジカメかiPad等のタブレット類を準備しておいて写真を撮りながら作業をしましょう。

本体を取り外したところです。
手前に見えるRICHOのチップがおそらくPCカードのコントローラーじゃあないかなあ…。
右手のOPTiがノースブリッジ…かな?

裏面です。

右下の白いカバーのようなのがあるところにCPUがあります。
その上の黒いフィルムが貼ってあるところがHDDの接続場所です。
通常の2.5inch PATAのHDDを使用することが可能です。
アイ・オー・データの8GB以上のHDDが使用可能かどうかを判別するツールを使ったところ、8GB以上は使用可能でした。
32GB以上は判りません。

SSDを取り付けてみました。

後はこれを本体に戻す作業です。

今までの手順の逆を行えばいいのだが……やはりキーボードの取り付け部分は難所です。

組終えた後は、Windows98SEの起動ディスクでFDDより起動。
後はSSDからSetup.exeを実行して、再起動後プロダクトキーを入力してセットアップ完了。

SSDでも問題なく動作して、無線LANアダプターも取り付けて、動作させるようにしました。
なお、USBメモリーはWindows98では自動認識されないケースがあるので、CF→PCカード変換で受け渡し。

で、まあこのままだとインターネットに繋ぐのも危険なのでavast!を入れようと思ったらバージョンが対応していないという……。


ならば!!
Windows以外の選択肢を、と考えてPuppy Linuxをインストール。

じゃじゃーん!!


…………………やっぱりLinuxのデスクトップって、相変わらず重いね……。
一応動作環境はクリアしているとは言え、まあ10年以上前の機体ですからね……1998年ぐらいだったかな。


というわけで、動作することは確認できたのですが、時代の流れを感じさせられたのでありました。

やはりソフトがないとなあ…と。
確かにPC本体は稼働するけど、アンチウィルス・ファイアーウォールが準備できない、またブラウザにしろOfficeソフトにしろそういった付随するソフトが準備できないと…ということを改めて痛感した次第。
スタンドアローンでなく、ネットワークで活用する時代になってからは他クライアント、ネットワーク上の他の機器への影響も考えないといけないわけで。
付属のLotus SuperOfiice2000やMSのOFFICE2000も手持ちにはあるけど、現行だとセキュリティを考えたら使えない、とも言える状態で。
特にアンチウィルスがないのがね……と。
そう考えると、PC等のデジタル機器はやはりある程度たったら特定用途でも無い限りは買い換えていくしかないなあ、と。


反面、このサイズでクラムシェルノートを再現してくれんかなあ、という思いにもなりました。
今だったら軽量化、基盤サイズの小型化、バッテリー性能の向上化していてかなりいい物が作れるような気が。
というのが、TW708を使っていて、「タッチパネルいいな」「バッテリーよく持つよな」「性能が悪くないよな」「片手で持って使える良さがあるよな」といい点が多数あるんですが……やはり文章を書くなどの作業を行う際にはクラムシェル型の方がキーボードと一体型でいいよなあ…と。
なんていうかな……安定するのよね。
後、やっぱりここに行き着くんだが……「TrackPoint」が欲しいです……。
あの赤ポッチ、使っていて欲しくなるんです……。
ショートカットだけじゃあどうしても出来ない事もあるわけでして。
マウス使えばいいじゃん、というけど、マウスを持ち出せるときばかりではないわけでして。
後、ホームポジションから腕を動かすのが面倒、と。
そう考えると、人間工学に基づいたデザインって必要だよなあ、と思うことしきり。
ASUSの「chi」の8.9inchがサイズとしては近いといえば近い。
スペック的にも俺が考えているのと同じくらいかなあ。

もしくはLaVieのCoreM搭載機も近いんだけど……やはりTrackPointが……。

TrackPoint自身すごくアナログな機構だしねえ…タッチパッドやタッチパネルでいいだろ、という人もいるかもしれないが、細かい操作となるとどうしてもタッチパッドでは追いつけない部分があることを痛感した次第。
けど、触っていて今でも手にしっくりくるなあ、と。
またこういったPC出ないかなあ、と。

そんなわけで、やはり俺は小型モバイルPCが好きなんだなあ、と再認識した次第でした。