Bartonの日記+c

Bartonの日記のはてなブログ版。とりあえず書いてみるw ※当ブログサイトはアフィリエイト広告を利用しています。

tsunami、復興…なぜ死ぬほど働くのか(MSN産経ニュース)

米紙が1面で報じた「経済戦争の戦死者」(MSN産経ニュース)先進国なのに…24時間働かせても合法(MSN産経ニュース)「23年前の繰り返し」激安を支える月100時間残業(MSN産経ニュース)


こういった特集が毎日組まれ手も不思議じゃあないのが、今の日本の労働環境だと思う。

 確かに悟はまじめに働いてきたが、実直な性格に乗じて休ませなかったのは会社ではなかったか。死の背景には会社の理不尽な働かせ方があったのではないか。労働災害(労災)を申請し、後に会社へ損害賠償を求める訴訟を起こしたのは、そう疑ったからだ。

 会社はタイムカードなどの資料提供を拒否。担当者は「平岡さんのような労働は、ほかにも7人ほどやっています」と説明し、労働組合の関係者までもが「残業代が出て生活が楽になって、良かったんじゃないですか」などと心ない言葉をぶつけた。
米紙が1面で報じた「経済戦争の戦死者」(MSN産経ニュース)

何この言い草。
タイムカードの資料提供を拒否ってなにそれ。
同じ人間としての所業とは思えないな。

 「長時間労働を許す三六協定が、過労死の温床になっている」

 これは今も変わらぬ松丸の持論だ。

 しかし、悟の勤務先である椿本精工(現ツバキ・ナカシマ)の三六協定が、労基署から開示されたときばかりは、さすがの松丸も目を疑った。

 残業可能な時間を「1日15時間」で労使が合意していたからだ。それは、法定の労働時間8時間と休憩1時間を足せば、実質24時間働いても合法になることを意味していた。
先進国なのに…24時間働かせても合法(MSN産経ニュース)

こういうのを放って置いて、法令遵守とかいうんだよな。
法治国家ってなんですか。
放置国家だよ!!

 ILO前理事、中嶋滋(66)は「一本も批准していない先進国は珍しく、日本も早く批准すべきだという国際的な圧力があることは事実だ」としたうえで、こう指摘する。

 「もしも批准をしたら即、実態が条約違反に問われてしまう。批准しないのではなく、できないと言った方が正しい」
先進国なのに…24時間働かせても合法(MSN産経ニュース)

何を言っているんだ、こいつは。
問われて仕方ないことをしている方が問題だ、という意識のなさが問題だな。
結局人を人として見ていない証左だな。

 実は、役割給のほかにもうひとつ、見過ごせない争点があった。残業時間の上限を労使で決める「三六(さぶろく)協定」だ。この会社では繁忙期などの特別な事情があるときに限ってではあるが、月100時間に設定しており、1審判決が「労働者への配慮がまったく認められない」と指摘する根拠となった。

 すると会社側は、2審になって同業他社13社の三六協定を証拠として提出。中には特別な事情があるときの上限を月135時間に決めている企業もあり、これを基に「外食産業で、残業を上限100時間とすることは一般的だ」と主張した。

 企業は利益を出すために人件費を抑える。従業員は安い給料を残業代で補おうとする。価格破壊の裏側にあるこの構図が、長時間労働を常態化させている。
「23年前の繰り返し」激安を支える月100時間残業(MSN産経ニュース)

135……1日あたり、22日稼働日として、約6時間?!
普通の業務が8時間で、……なにそれ。
みなし残業、三六協定が諸悪の根源なんだよな。
そういう法を厳格にできないようにしている抜け穴を作っているから、悪用するバカが出てくる!!
みなし残業とか、そんな変な日本語的なものなくせよ。
言葉の誤魔化しで現実を糊塗するのは止めろ、と言いたい。
これらを改善しようとする、という政治家や官僚がいないのが日本の、国民の、労働者の不幸だと思う。
結局サービス残業、なんて言っちゃうからダメなんだよ。
この国には「経営者の労働力のタカリ体質」「労働力乞食の経営者」しかいない。
サービス残業ではなく、労働力のタカリ、とか、経営者の乞食要求、とでも言ってやらないと治らないんだろうな。
だいたいサービス残業、というと、サービス、という言葉が日本ではいい意味に捉えられているからな。
それがいかん。
悪いように、極悪で、蔑まれるような言い方をすればいいと思う。
そういった意識改革が必要だと思うんだけどなあ。