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見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること (IT Pro)

 「IP電話を導入する場合のベンダーの見積もりは約2億円だった。アナログ交換機を更新する場合でも費用は約2000万円。しかし自分たちで敷設することでサーバーは20万円,電話機500台は800万円で導入でき,電話料金も年間400万円削減できた」---秋田県大館市産業部商工課商業労政係主事の中村芳樹氏は,IP電話導入の経緯と効果をこう振り返る。

これなあ……どうなんだろうなあ………
というのが、俺もこれ最初は経費削減でいい、と思ったんだけど、保守部品とか考えたらどうなのかなあ、と。
以前2000年前後、Linuxサーバーブームがあったこと思い出す。
そのおかげで確かにLinuxはサーバー分野で大きくシェアを伸ばすことが出来た。
けど、今考えて思うのが、DIYでサーバーで置くのは、保守的にどうなのかなあ、と。
今考えると少し怖くなってきてはいる。
というのが、動かなくなった際の修理部品の保守管理なのだ。
既存の部品から新しい部品に変えた際に動かなくなった、というトラブルは色々あるわけで。
そういうことを考えると、2億、というのは休日・緊急時の保守サービスなど含めたことを考えると、高いのか、と言われると……うーむ、と。
以前どこかでちらっと読んだのだが、飲食店の冷蔵庫にはホシザキが好まれる理由は、24時間フルタイムでフルサポートしてくれるからだ、というのを聞いたことがある。
保守費用、っていうのはそういったサポート部分もあるけど、修理部品の保存、という部分もあるんだよねえ。
そういった保険的な部分、というのを最近軽んじている気がするのは私だけかしらん。


後、もう一点思ったのが地方における公共事業がその自治体の雇用を支えている、という側面がある、と思うんだが。
こういう風に自分達でするのもいいんだけど、それでやってしまったら、そこにおけるその業務が撤退しちゃうんじゃあないかなあ、と。
それが例えば電話サービス関連業で、いなくなってしまった場合、保守するのは他の街から呼んでこなければならない、となると、ということを考えると、果たしていいのだろうか、ということも思わないでもない。
経費削減、というのは正しいんだけど、そういった意味で考えてしまうものが。


最近「コンクリートから人へ」っていうのがあったけど、けど、公共事業にお金を使うことによって雇用を作って、それが回り回って経済を動かしている、という側面がある、ということなんだけどなあ。
ケインズ理論がダメ、とか古い、というわけじゃあないけど、今でもこれは有用なんだがなあ。


こういうのもありだ、とは思う反面、そういうことも考えてしまう今日この頃。