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こうそくどうろがせんえんですよ(PHS-MOBILE.COM AIR-internet-EDGEさん)

さて、1000円が始まってみると、これがもう、見事に、休日ごとに渋滞が発生しています。それこそ、これまでぜんぜん渋滞の無かったような普通の休日まで渋滞が発生して。3連休でもあろうものなら、30km、40kmと言う渋滞が幹線高速道路で当たり前のように発生しています。

これはある意味で、従来の料金が、高速道路を快適に利用できる最低限必要な料金であったことを証明しているともいえます。少なくとも、私が最近感じている「休日は遠出する気になれない」と言う所感、私一人の感じ方ではないと思うのですよ。従来高速道路を使っていたうちで結構な割合の人が、この渋滞のために高速道路の利便性自体が大幅に減退したと感じていると思うのです。

しかもよりによって、それに対して年間5000億円を国から出して、支援すると言うのですから、従来の高速道路ユーザをなめているわけです。従来どおりの料金で快適に使えることを望んでいる人がいるのに、遠まわしには従来の料金を支払っていた人が一部負担する形ですべての人に安く道路を開放し、その結果として利便性が落ち、高速道路の価値を得られなくなっているわけです。あまつさえ、トラックなどの大型車はその値下げさえうけられず、「料金据え置きで渋滞に巻き込まれるだけ損」と言う状態になっています。

単純にユーザーにしてみれば、表面上安くなったからいいよね、と言うことになるけど、税金で穴埋めしているからねえ。
結局それは借金になるわけで。

定額制を導入した各社とも、じりじりとこの段階に入りつつあります。すでにウィルコムを除くすべてのキャリアが、データ通信料金の定額制にかかる通信について、多数の通信を行う利用者の速度を落とすなどのことを発表しています。逆に言えば、そうしなければ品質が保てないと言うこと。また、ソフトバンクは音声も都心ではつながらなくなりつつあり、障害発生数も急増してきています。裏づけの無い安売りは、結局は品質面での低下を免れないわけで、高速道路の1000円均一の場合はそれがあまりに極端な値下げだったために一挙に破綻まで駆け下ってしまいましたが、携帯電話もいずれそうなると言うことを否定する材料はありません。

そんな中で、ウィルコムだけは、ほとんど品質も落とさず、輻輳も起こさず、安定してサービスを継続しています。それは、2900円と言う料金が、品質を保つのに十分な価格であることを示しています。おそらくもう少し値下げをして(=もう少し加入者を増やして)も、余裕なのではないかと思うくらいです。また、パケットに関しても、通信量制限をしていません。十分な容量、一人当たりに割り当てる帯域の狭さ(=通信の遅さ)、これが、パケット定額を提供できる「裏づけ」だったのです。この裏づけが最初から存在したからこそ、当初から今に至るまで個別で通信量の制限をすることなくサービスを続けていられるのです。

やっぱりある程度の品質を保とうと思ったら、きちんとお金払わないとダメだよ。
これは商品にしてもそう、給料にしてもそう。
確かに¥980プランというのは魅力ですけど、そんな安定したサービスが保てない、もしくは2100〜2500のプライベートで多く使う部分が有料、とか、そういうのだったらいらない。
メンテナンス費用、というのはどうしてもかかる、というのはあると思うんだが。
確かに値段だけみると、¥980とかは魅力なんだけどね。
けど、こういった質の部分って、どこも書かないからねえ。


ところで、高速道路って本来は無料化されるはずなのに……とも思わないでもない。
だが、この様子だと期限が切れる2年後も¥1000でいった方が良くないか、と思わないでもない。
だけど、それだとストロー効果が出るからなあ………。
後、点と点を結ぶことになるから、途中の線が空白になるとか。