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■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ 2009年上期、PCは売れたが単価は低下 〜ネットブックの浸透がはらむ問題が浮き彫りに(PC Watch)

 2008年1月を100とした場合、A4ノートPCを中心にディスプレイサイズを12.2型以上としたスタンダードノートPCは、2009年6月実績で22.6%減。ディスプレイサイズが12.1型以下でネットブックの要件を満たさない「スタンダードモバイルノートPC」は57.5%減。これに対してネットブックは、964.1%増と大幅な伸びになっている。

 ネットブックの販売が増加することで、当然、ネットブックの構成比が上昇。そしてそれは、デスクトップとノートPCの販売台数構成比のバランスの変化にも表れている。

  2008年12月にノートPCの構成比が80.9%と8割を超えて以来、2009年6月まで8割台を維持し続けており、2009年上期のノートPCとデスクトップPCの構成比は、82.9%対17.1%となっている。2008年上期の76.5%、2008年下期の78.4%から着実に上昇しているというわけだ。

 現在、店頭で販売されているPCのうち、10台のうち8台がノートPC。そのうちの3分の1がネットブックということになる。

キリン、サントリー統合へ 酒類・飲料で世界最大級に(iza)


先日キリンとサントリーが経営統合を果たす、と言う話が出ていたんだが、その中でふと気になったのが、ビールの売り上げが伸びない、という件だ。
うん、そりゃあ伸びないわな。
自分で自分達の商品を売れないようにしているんだから。


ビールの売り上げが悪い → じゃあ安くて売れるビールもどき(発泡酒)を売ろう。単価は低いけど、数で稼げ
発泡酒の売れ行きが悪くなった → じゃあ第三のビールを作って売ろう。これもまた数で稼げ


さて、どうなるのだろうか。
計算しやすくビール1本¥200、発泡酒¥150、第三のビール¥100として比較してみようか。


¥5000の売り上げを上げるには?
ビール………25本
発泡酒………35本
第三のビール………50本


これから考えれば判るように、単価下落によって売り上げそのものが落ちる、と。
勿論一本当たりの利益も落ちる。
で、ビールの換えとして売り出しているんだから、消費者は不満がないにしても、代換え物として満足、と。
そういったユーザーがビールに戻るだろうか?


これと同じように、ネットブックで満足しています、メールとwebとちょっとオフィスが使えれば問題なし、と考えている人がわざわざ¥200000程するノートブックやデスクトップを買うだろうか、となる。
で、パソコンって家電以上に説明商品(いや以前に比べると説明の必要度は低くなったが)なので、一台販売するのに結構手間がかかるわけで。
同じ時間かけても売る手間は同じ、そして単価が下がる、ではいずれじり貧だ。
価格戦略、というのはこういうのをはらんでいるからなあ。