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「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る(IT media)

ぷはっwwwwwwwwwwwwwwwww
いきなり吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんと言う正論かつこういうことをストレートに言えるのが、さすが御大w
さすがにシビレル憧れるw

 まわりの1万人をぶっ倒す。それぐらい力のあるコンテンツを作るにはどうしたらいいかというと、いやぁ、コツコツやるしかないですよ。それだけ。おしまいです。

 手塚治虫先生もそうだったと思うんですが、人一倍寝ないで人一倍ペンを動かす。なぜ腱鞘炎にならないか謎でした。5時間寝たら寝過ぎという体になっちゃっていました。それくらい働いていたというだけ。基本的に体力勝負なんです。

うう、これは、サボり屋の俺には結構効きます。

 僕の場合は「ガンダム」という名前を付ければ全部逃げ切れるというめでたいところにいるっていう意味では幸せだなと思っています。そういうのを手に入れるしかないんです。

これは確かに言えているw

 高校卒業以降の技術論で手に入れた物は時代に振り回されます。時代の技術論に振り回されるところがあって、オリジナルなところに行けない。いいアイデアだと思っても、アイデアを3つ4つ重ねても、あまりうまくいきません。よほどのまぐれあたりとか、人との出会いでもない限り。

 自分が子どものころにこだわっていたある方向性、指向性、目指すべきものです。重要なのは目指すべきもの。あの時ぼくは昆虫が好きだったが、解剖とか分類とか全部正確にやりたいんだけどできなかった。そういう方向性と、18歳までに身につけた技術論がドッキングするようなものを見つける必要があるんじゃないか。

何気に深いな。
やはり幼児体験というのはそれだけ大きなものなのかなあ。

 デジタルやインターネットが決定的に有利なのは、マンツーマンの作業が可能だけれど、そのスタッフが目の前にいる必要がないという部分。それ以上の機能は基本的に認めたくないと思っているぐらいです。便利だから全部利用するのはいかがかと思うが。技術は全否定しているわけではないということも了解していただきたい。

 その上でどう融合させていくかは、現在から10年、20年後の成功を目指すなら考えて下さい。ぼくは10年後には死んでます。だからもう努力する必要あるんです。が、みなさんがたは不幸にしてまだお若い。不幸にしてあと50年は生きたい。できたら男性も女性も、いい愛人が欲しいと思っているなら、獲得しに行かないといけないんです。

 問題なのは、獲得するためのそのための欲望をどう充足させるか。自分の欲望を素直に見つめないで、迂回路をとってきれいなもの、かわいいだけのものを触っていたらクリエイティブは完成しないんです。生身が匂わなければ、臭くなければ絶対に客は付かないんですよ。

さすが逆シャアのクェスのデザインで揉めただけの事があるw
最初にきたクェスのデザインを見て、「このクェスでオナニーできるか?! オナニーできるような女の子じゃあないとだめなんだよ!! やり直せ!!」と叫んだ話がw
けど、笑い話のようだけど、結構これは深いとこついている。
やはり作品をいいものにしようと考えたときに、キーとなるキャラクターに対してそれだけ思い入れを持って作品作りにあたる、という魂を見た。

 ビジネスを大きくしたいなら、そこで必要なのはチームワーク。悔しいけど相手の技量を認めるということです。僕は例えば安彦君の技量は全部認めます。あの人の人格は全部認めません。大河原さんの技量は認めません。大河原タッチは大嫌いです。でもそれは絵のタッチのこと、デザインはまた別です。「惚れたら全部正義」と思うのがいけない。何を取り入れて何を捨てるか、ということをしなくてはならないんです。

 僕の場合はサンライズという制作者集団があって、その上にフリーの人間が乗っかって1つの作品を作るという構造があったから良かったと思います。 1人の人間の365日の生活費を保障するのはとても大変なことです。ですからそういう関係でない、スタジオワークを完成させていくということはとても大事なことです。

なんかこういうのを聞くと、やはり大人だな、と思わずにいられない。
仕事をするときには組んで仕事をする人の実力、スタッフを抱える人件費・制作費のことまで考えてやらなければいけない。


なんかこういう、本当の生の、きついことを言える人ってなかなかいないからなあ。
「夢は何でもかなう」とかほかにもなんだかんだと奇麗事を言う人は掃いて捨てるほどいるけど、こういう直球を投げる人ってなかなかいないからな。