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「非ケータイ」ネットワークの未来(IT media)

相も変わらず、いい見通しをする人だな。
NBonlineもこのくらいきちんと出来る人を誘って書いてもらえばいいのに。

 ケータイの普及は、いろいろな状況を同時に一変させた。まず公衆電話が駆逐され、そこからモデムで接続するという方法が使えなくなっていった。さらにケータイは通話による連絡を行なうだけでなく、メールやスケジュール管理機能も搭載し、PDAというデバイスそのものを駆逐していった。ケータイをモデム代わりにしてPDAを接続するという利用法もないではないが、機能的に大差ないデバイスを2つ使い続ける意味はない。

今のPDA市場の壊滅は、ケータイの高機能化によって成されたしねえ。

 イー・モバイルの通信カードに快適性を感じるのは、おそらくそれをコミュニケーションに使ってないから、と言えるかもしれない。ただメールを確認するだけのために、わざわざノートPCを開いてダイヤルアップするようでは、コミュニケーターとしては失格である。その点で、ちょっと確認するためのデバイスとしてのケータイ電話の価値は、揺るがないだろう。

ケータイにe-mailが載せられたのが、これが一番大きいよね。
メールの標準となっていて、キャリア、ケータイ、PC問わずやりとりが出来るから、ちょっとした連絡には標準化されている規格だから困らないわけで。

 先月中旬、筆者はNAB 2007(National Association of Broadcasters:全米放送事業者協会による展示会)取材のために渡米したのだが、そのときに1台のmyloを妻に渡し、もう1台のmyloを筆者が持参した。家との連絡は、これまでメールでやりとりしていたのだが、通話で連絡ができれば便利だろうと思ったのだ。

 ところが実際には、まったく使うことがなかった。というのも、筆者側はホテルに戻らなければ無線LANで接続できず、妻も自宅に居なければ接続できない。さらに時差があるため、お互いが起きていて通話できる状態になっている時間帯が、ほとんどないこともわかった。

以前も書いたけど、無線LANは「点」でしかないから、どうしてもそこがネックになるのではないか、と。
かといって、これからFONが流行るか、というとどうなのだろう。
「点」から「面」が押さえられるか、にかかってきているんじゃあないか、と。
私は[es]をデータ通信を主に使っているのだが、何故EM・ONEに切り替えなかったか、というのが「面」の問題だ。
確かにEM・ONEは速い。
はっきり言ってしまえばモバイルブロードバンドを実現している。
が、現時点では、私の行動範囲では「面」で使えない部分が出てくるため、それを考えたら維持費と照らし合わせたら、「面」のあるウィルコムに分がある。
それと同じくFONが「面」をどこまで押さえられるか、というのが、かかってくるんじゃあないかな。