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昭和天皇「富田メモ」 分祀へ政治利用の恐れ(iza)

日経新聞のスクープらしいんですが。
木曜日のトップにでかでかと載っていましたが、何故か今日になって報道も大人しくなった模様。

さて、取り敢えずいろいろと集めてみますか。

A級戦犯合祀 昭和天皇の重い言葉(朝日新聞 7/21)社説1 昭和天皇の思いを大事にしたい(7/21)(日経新聞)【産経抄】7月22日(産経新聞;iza)中国共産党部長がA級戦犯分祀論に期待(iza)昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感 当時の宮内庁長官メモ(iza)


こういうメモとかが後日遺品整理などで出てくるのは、あり得る話だ。
それによって当時の個人の心のあり方を推し量ったりすることで、評価も変わることがあるだろう。

が、このメモには疑問点をいくつか覚える。
そこで、気になった点をいくつか。


・紙の経年劣化が感じられない
・字体が違う?(少なくとも「口」の字の書き方が違うように思える)
・テレビなどで公開されたのが4ページ目だけ。全文はいずこ?
・どういった経緯でこの目もが見つかったのか、ということが明確に報道されていない


この4点が私の中で腑に落ちない、と。
最初の紙の経年劣化なのだが、紙って、水分帯びたり光に当たったりして変色するのよね。
右の紙と左の紙とインクの色があまりにも違いすぎるのは、何故? と。
これって、紙の一部を切り取って科学的に検査は出来ないのかしらん?
二つめに文字が気になってみていて、「口」の部分が違うのが気になる。
これが気になるなあ、と。
文字の大きさを変えただけで、そんなに形が変わることはないと思うのだが。
三つ目。
こういったメモが出た場合、内容の全文が出るだろうし、それが出ずに4ページ目だけが話題になっているのがおかしい。
4つ目。
これも報道されないのは何故?
どういうルートで、何をどうやって発見されたのか。
日経新聞は少なくともこの点は明らかにしないといけないと思われるがいかに。


取り敢えず私の中では、この4点が疑問に思える。


で、こういうネタは大好きな朝日が、いきなり抑えめ風味に(天声人語 7/22)
21日はトップ、2面、3面と特集していたのだが(大阪最終版)、何故ここでいきなり検証していないのか、と。


真贋論争が出ているようだが、メモの文脈もどういった内容なのかが判らないと、判断のしようもないだろうし、紙の年代品質と筆跡、インクの経年劣化などを調べて科学的に書かれた時代を検証できるのではないだろうか、と。
私はそう思わずにいられないんだが。
それをして初めて内容について考えられるのではないか、と。
このまま何も検証もせずに情報の垂れ流しだと、ジャーナリズムとしては、「死」なのではないか、と。


よくマスコミがネットは情報の垂れ流しだ、とか言うけど、このままだと自分達も同じことをやっているわけで。
言葉を用いて、それを生業にしているプロなら、プロとしての仕事をやらなければいけないのではないか、と。

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それはさておき、靖国神社の由来と、A級戦犯、っていうのがなんなのか判っていない人が多いんですけどね。


それに、A級戦犯を極悪人のように言う人がいるが、少なくともA級戦犯であった重光葵岸信介は何故外相、総理大臣を務められたのか、ということを考えて調べてみた方がいいんじゃあないかな、と。
この二名だけでもいいから、A級戦犯であるはずの人が何故日本政府の要人を務められたのか。
自ずと答えは出てくる。


取り敢えず、現状ではそのメモ用紙を専門家に調べて貰うしかないんじゃあないか、と。
その結果関係なく今騒いで、靖国の合祀・分祀等の政治論争に使うようなことはしない方がいいんじゃあないか、と。
もっとも、これを根拠に合祀・分祀をというのも言語道断だが。


色々関連リンク:
■日経新聞によるスクープ?(楽韓Web - 日経新聞 昭和天皇A級戦犯合祀に不快感 まとめサイト)日経が(Let's Blow! 毒吐き@てっく)昭和天皇を政治利用する人たち(国を憂い、われとわが身を甘やかすの記)石平 中国人だから見える「日中の宿命」(お絵かきじいさんのある日)靖国神社へA級戦犯が合祀された経緯と天皇参拝見送り(時事問題、Mintインタネ街宣活動(8))天皇の価値(1) (大人の無法地帯)