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少子化対策の切り札は「ネット結婚情報サービス」?(IT media)

そういう問題じゃあないと思うぞ?
確かに、

 少子化の要因の1つには晩婚化がある。経産省などの調査によると、独身男女の約9割は結婚する意思はあるが、未婚の最大の理由は「適当な相手にめぐり会っていないから」。だが20代後半〜30代後半の未婚男性の4割は、週に2〜3日以上は午後8時以降まで残業があるなど、相手を探す時間が少ないのが現状だ。

 かつては親戚や職場の上司など紹介するお見合いが出会いの場として機能していたが、今やお見合い結婚の割合は1けた台にまで減った。だが「見合いに代わるソリューションが見つかっていない」(同社の桑野克己日本代表)のが現状だ。

もあるけど、それ以上に、


雇用改善で少子化対策を…労働経済白書「格差」に警鐘(読売新聞)

 また、親との同居が多い若年層が、今後、独立していくことで、社会全体の所得格差や格差の固定化につながる懸念があると警鐘を鳴らしている。

 白書によれば、2002年の15〜34歳の男性に配偶者がいる割合は、「正規従業員」が約40%だったのに対し、「非正規従業員」や「パート・アルバイト」は10%前後にとどまった。

 また、アルバイトなど非正規雇用の割合を1997年と02年で比較すると、20〜59歳まですべての年齢層で増加傾向がみられたが、特に20〜24歳の年代で増加率が高く、02年は97年からほぼ倍増し、30%を超えていた。

一人暮らししていると、無条件に月に¥10万は飛んでいくからね。
¥10万は多いだろ、なんていう人もいるかもしれないけど、家賃・光熱費など合計すると、実際それくらいは飛ぶ、ということで理解していただきたい。

で、毎年厚生年金、健康保険、雇用保険は上がるわ、今年は市民税が多くの町で上がったわ、そのくせ給料は上がらないので実質減収。
可処分所得は減るし、年金納めていても破綻して帰ってこないのは確定フラグが立っているし、日本の借金は増える一方、こんな状況で何を思って希望を持って結婚なんかが出来る状態か、子作りが出来るか、と。
そういうことをきちんと読めよ、と。
個人の資質が、とかやる気が、とか年配の人は言うけど、どうにもならない状況になってきているの。
就職氷河期、なんてどんなに頑張っても、10人中6人しか就職できなかった、という現実があって、その残りの4人を救済しよう、なんて未だされていないんだし。

今の年配の人はよく「我々の世代は苦しかった」とか言うけど、結果的には日本経済が上昇状態の時を過ごしているわけで、
分かり易い例でいうと、白黒テレビを作りすぎても、次に来るカラーテレビを販売すれば、白黒のテレビの損失はカバーできたわけで。
そしてテレビそのものの需要が普及するまでの需要はあったわけで。
それに消費のサイクルも1年ごととかゆっくりだった。

けど、今は普及しまくり、液晶だ、プラズマだ、といっているけど、買い換え需要で全員が買うようなわけでもない、パソコンでテレビが見られるようになった、開発しても年を追うごとに廉価にして高品質・高付加価値にして行かなくてはならない。
しかも、単価、利益率は下がる一方、サイクルは年々早まってきている。


昔だったら1週間かけてやる仕事を今の人は1日でやらなきゃあいけなかったりする部分があるわけで。
パソコン・携帯・IT機器の進化があるからそれがある程度は可能、とはいえ、ちょっとなあ、と。

おまけに社員の募集にしても、派遣若しくは偽装請負の業者しかいない、という現実。
ハローワークなんてもう(ry だし。
メーカーの工場なんてもう7割方が自社採用じゃあなく、派遣企業からの社員じゃあないかな。
某大企業の場合は、グループ内に派遣会社を作ってそこから派遣、という形をとっているけどね。
そうやって人件費を抑制しているから、労働者自身に金が回らない → 労働者が消費を控える → 消費冷え込み → 売り上げ・利益率マズー の繰り返しになっているわけで。

それが少子化に繋がっている、ということに結論が行かないとこに問題ありなのでは、と。
まあ他にも色々原因があるんだけどね。
男性の年収に関する過剰な期待、とか、モラルの低下、とかもね。
できちゃった婚、なんて、もうその象徴だもんね。
閑話休題。

まあ取り敢えず、ネットで解決できるような問題じゃあないと思うけど。