Bartonの日記+c

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HDL2-AH4.0(NAS)のHDDを交換してみました&RAIDとかについてあれこれ思う事

7月末頃。

なんかどこかのHDDから異音が聞こえるな……急にキュルキュルというような高音を何度か部屋の中で確認。
どう考えても、この音はHDDの異常音……壊れる前に聞こえるヤバい奴だ。
NASかなあ……と思いながらも、HDL2-AH4.0のメンテナンス画面を確認してみる。

が、RAID1で組まれているディスクは正常です、という表示があるので、まあ取り敢えずは大丈夫かな? と思いながら寝る。
一応交換用ディスクのことを考えないとな。


で、8月某日。
その日はやってきた。


・異常音発生
NASの状態を示す真ん中のLEDが普段は緑色なんだが、赤色に変更


なんかこれヤバいんじゃね?
とりあえず、アイ・オー・データのサイトからマニュアルPDFをダウンロードして、LEDの状況確認。
エクスプローラーからNASにアクセスしてもアクセス不能、というかドライブが認識されていない。
ブラウザにIPアドレスを入力して、設定画面を呼び出すが反応せず。

うーん……どうしたもんかいのう……。


とりあえず電源を落として、再起動。
片肺で機能するか確認。

NASの状態を示す真ん中のLEDと向かって左側のLEDが赤く点灯

マニュアルによるとディスク1が故障との事。
とりあえず安堵。
これがRAID基盤だと、データ復旧すら危うくなるわけで。
まあ、その場合でもRAIDのディスクのバックアップは、NASからUSBポートに外付けHDDで定期的にバックアップを取っているので、最悪そこから戻せばいいわけで。
とりあえずディスク交換で目途が付いたので安心。
アイ・オー・データにディスクの見積もり依頼を出して寝る。


数日後。
交換用ディスクの見積もりが届く。

2TB 26300円

念のために確認。
これ1台の値段ですよね? ということでお聞きしたら、1台分です、と。


メーカー保証1年分が付いて…とは言え、2TBのSATAのHDDがこの金額で、HDDの保証があるとはいえ、本体の保証期間(3年)はもう切れているわけで。
ちょっと足せば新しい本体買えますよ……アイ・オーさん……。
まあ、部品を初期時に購入して、大量に在庫を持っていて……ということを考えれば、この金額もやむなし、というのも判るんですけどね……。


そりゃあ24時間4年間も動かしていりゃあ、どこか不具合は出るわな。
動いてない時間があるにせよ、ずっと付けっぱなしみたいなものだしな。


というわけで、ディスク交換に関して検索を行う。
幸い一発で交換した事例が発見。

www.4682.info

竹田さんのはHDL2-A4.0だが、ウチのはHDL2-AH4.0と型番が異なるが、コンシュマー版と企業向け版の違いで、保証期間が1年か3年かの違いで、中身はほぼ同じ……のはずなので、参考になるはず。
というわけで、参考にさせていただき、ディスクを交換することに。
もちろんいつものお約束ですが、HDD交換を実施する場合は自己責任でお願いします。


というわけで、HDDを買いに行かないとなあ。
日本橋行かないと行けないなあ。
仕方が無い。
仕方が無い。


そしてお約束とも言えるPC1's。
さて、どのHDDに……とは言え、もう買うHDDは決まっている。

「せっかくだから、俺はこの赤のHDDを選ぶぜぇ!!」

www.wdc.com

大分前からWestern DigitalがHDDのブランド化をしていて、NAS用、TV録画用等幾つかの種類を打ち出していまして。
そこで、せっかくだから、というのと、アイ・オーの後継機種もWDの赤を搭載している、という記事をどこかで読んだことがあるので、採用することになりました。

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

後、アイ・オーさんはWDの販売パートナーになられた模様。

WDとアイ・オーは販売パートナーになりました | IODATA アイ・オー・データ機器

というわけで、竹田さんの記事にあった「Western Digital WD20EZRX」をPC1'sで探す……が、ない!!
店頭でふと気がついたのだが、「2015年1月22日」……1年前以上の記事じゃあないですか……そりゃあ、在庫無いわな…。
PCパーツ業界の回転を考えれば、1年前のHDDなんて新商品になっていても不思議じゃあないわけで。
これは完全に俺の確認ミス。
はて、、どうしたもんかいのう……。

とりあえず、店員さんと相談。
2TBとあっても、型番が違ったらプラッタ数(※中の記憶させる磁気円盤)も異なったりするから、セクタ数が同じとは限らないですねえ…とか云々。
RAIDって、ディスクを遅い方に合わせるから速いの入れても大丈夫じゃないですかねえ等々しばらく話した結果、やはりここはいつものごとく、「えいや!!」とばかり飛び込んでみるか、と。

WD20EFRX×2台購入。
9980円×2=19960円……想定されるデータ復旧に伴う精神的ダメージも大きいが、お財布的なダメージがw
皆さん、バックアップ用メディア貯金はしておきましょう。
本当これ大事。


さて、家に帰ってディスク交換作業。
まずはHDL2-AH4.0の電源を落として、LANケーブル・USBケーブル・電源ケーブルを抜いた後、机などの平たい作業場所に起きます。
(間違えてHDDを落としたりしないように、出来るだけ広い場所がいいです。)
背面の上の爪を軽く押して、上にずらします。

蓋を取って、壊れている方のディスクを抜きます。
これは既にディスクを抜いた画像です。
特に道具も要らず、ちょっと上に引く感じで抜けます。
入っていたHDDはSeagate製のST2000DL01でした。

取り敢えず、一旦これで正常動作するか片肺で起動させてみます。
問題なく起動して、管理用画面の確認とファイルが正常に残っていることを確認しました。
これで後はHDDを取り付けて、RAIDのリビルドを行えば完了です。

e-words.jp

また、RAID構成のハードディスクで1台が壊れた際に、新しいものに入れ替えて残りのディスクからデータを再構築・複写する作業のことをリビルドという。


続いて、HDDを固定している金具を取り外して、WD20EFRXに取り付けます。
これは金具を取り付ける前のHDDの姿です。

金具を取り付けたWD20EFRXを、HDL2-AH4.0に抜いた手順とは逆に差し込みます。

後はLANケーブルと電源ケーブルを挿して、電源を入れます。
起動し終えたら、メンテナンス画面を呼び出します。
後は自動的にリビルドに入ります。

リビルドには時間がかかるので、寝る前等に準備しておくといいかもしれません。
約5時間でミラーリングが終わりました。


続いて、再び電源を落としてケーブルを抜き、蓋を開けて今度は正常動作をしていた方のHDDを抜いて、HDDの固定金具をもう1台のWD20EFRXに取り付けて、HDL2-AH4.0本体に差し込み、蓋を閉じます。
何故ここで正常に稼働していたディスクまで交換するのかというと、RAID1はディスクを合わせて置いた方がいい、というのと、先に片方が壊れてしまったので、同じくらいの劣化が起きていると思われるので、一緒に交換しておきます。
壊れてから交換してもいいじゃないか、という人もおられますが、今回は合わせて替えておこうかな、と。
また障害発生時に対応するとなると面倒ですからね。
もう先に対応できることはしておいた方がいいわけで。
そしてリビルドに時間がかかるので、そのまま仕事へ。
帰ってくるとリビルドが完了していました。

これにて正常に動作させることができました。
現在問題なく動作しています。


本来、先述の竹田さんのように、セクタ長、回転数まできちんと確認した上で、HDDも同一型番に合わせた方がいいです。
何で今回それしなかったのかというと………もう疲れていてめんどくさかったんですよ(えー
一旦USB HDDケースに繋いで、フォーマットしてセクタ長を確認してやろう、と思って途中までしていたのですが、フォーマット段階で連続勤務の疲れで、「もうええわ! 待つのいやや!! なるようになんだろw」と。
ダメやったら新しいNAS買ってきて、HDL2-AH4.0バックアップ用の外付けHDDからデータ戻せばええねん、と。
(この記事全否定じゃあないですかw)


というわけで、こういう作業を行うときには疲労のない、落ち着いた精神状態の時にやりましょう。
本当に。
ですから皆さんは、きちんと確認した上で交換しましょう。


今回RAIDの交換作業をやってて思ったこと:

今回バックアップって難儀な状態になってきたなあ、と痛感しました。
RAID1でミラーリング+外付けHDDへのバックアップ、という体制をとっていますが、HDD飛んだら終わりじゃん、と。
RAIDを組んでいる場合は、内蔵HDDの片方を交換すれば済む(今回みたいに予防を兼ねて、交互に両方交換する)という手段がありますが、RAIDのバックアップが飛んだら、それはそれで新たなHDDが必要になるわけで。

RAIDコントローラーが壊れてしまった場合には、コントローラーの修理でメーカー修理になるので、その間PC・スマフォ等のバックアップ先がない状態で稼働させる、となるわけで。
そういうことを考えたら、NASを2機掛けにしてバックアップの冗長化か、と。
そうなると、コストがかかるなあ、と


それと交換用のHDDの手配。
出来れば同一メーカー、同一型番・製造ロットで合わせておいた方がいいのですが、この昨今ではIT部品の更新が早く、特にHDDなんかは半年から1年で新しいモデルに代わってしまうわけで。
そうなると購入時に交換用のHDDも手配しておかないといけないのではないか、と。
それで計算すると、RAID NAS+交換用HDD×2、となり、結構な額になるわけで。
そう考えると、どうしたもんかいのう…と。


そこで思うのが、RAIDの交換の際、HDDのサイズを大きくできないものかなあ、と。
どういうことかというと、


2TB×2(RAID1)で組んでいるNAS

HDD 1破損、要交換

4TB(HDD1)+2TB(HDD2)で起動して、HDD2(2TB)の内容をHDD2(4TB)に移動

2TB(HDD2)を外して、4TB(HDD2)を取り付けてリビルド

4TB×2(RAID1)で組んでいるNAS


という風に、初期のHDDとは異なるサイズになってもRAID構成をそのまま移行できないかな、と。
いい加減そういうシステムができてもいいと思うんですよ。
セクタで見ているから~、とかいうのは判るんですけど、そういうのからそろそろ解放されて、もっとバックアップをしやすくはならないものかな、と。
RAID1だからこれで済むけど、RAID5やそれ以上になると、……かなり面倒なことになりそうだ。
けど、もっとそういう意味でメンテナンスが楽になるようにならないものかなあ、と思うのです。

実際これを実現しようとしたら、NASのバックアップHDDやLTOにバックアップを取っておいて、新しいNASに繋げれば実現可能なんですけどねw
(バックアップHDDやLTOの内容を新しいNASにデータを送り込む)
俺が寡聞せいか、そんなことを思ったり。
そういう意味では、アイ・オー・データ機器やBuffaloのNASを買うよりか、QNAP、Synology等のNASを買って、好きなHDDのサイズを融通させた方が楽なのかもしれません。
けど、初期投資と手間がねえ……。

QNAP(キューナップ) TurboNAS 1.6GHzCPU 512MBメモリ 2ベイ 2年保証 多機能NAS TS-212P

QNAP(キューナップ) TurboNAS 1.6GHzCPU 512MBメモリ 2ベイ 2年保証 多機能NAS TS-212P


そしてバックアップも難しいよな、と思うのが、データの肥大化とバックアップメディアが追いついていない件というのが大きいなあ、と。
特に著しいのがデジカメ、動画等の高解像度化に伴ってファイルサイズがバンバン上がっているからねえ……。
デジカメ写真何で今じゃあ、スマフォ、コンデジ等問わずファイルサイズが1MB弱~4MB前後、と。
挙句の果て、デジカメだと枚数なんて無制限に撮れるようなものなので(CF/SDカードの上限があるとはいえ、100枚以上撮れるとなれば、フィルム時代とは比較にならない枚数になりますからね…)、1回の撮影で20~200枚なんてざらになるわけで。
単純に4MB×200枚=800MB、約1GB弱と。
PCのHDD/SSDともに青天井で、今じゃあ500GBのHDDが5000円ぐらいで買えるし、SSDなんて128GBで5000円前後だしねえ……それを個人ユーザーが使うレベルだからねえ……すごい時代になったものだ。
フロッピーディスク1枚1.44MBの時代にはこんなテラバイトなんてあったとしても何に使うんだ、一生使い切れないだろ、と思われていたのにねえ……。
CD-ROM 650(700)MBで大容量だ、といっていた時代はどこへやら……。
MO、Zipドライブ、Jazz、PD、HSディスク、MDドライブ……色々ありましたねえ……。


そして光学メディアへのバックアップとなると今ではブルーレイになるんだが、それでも最大100GBだしねえ……。
LTOといっても、業務向けはあるけど、一般向けに販売しているのを聞いたことがないなあ……ないわけじゃあないとは思うけど。
(これは俺が寡聞なだけかもしれない)
そういうわけで、HDDのバックアップをHDDで行う、という現状だしねえ……。
クラウドは、と言われると、TB級のバックアップとなると…というのもあるし、回線もね……それを考えると出来るだけローカルの方がいいなあ、とは思います。
けど、One Driveでも15GB→5GBに減ったとはいえ、GB単位で容量使える時代になったからねえ……。
最初15GB使っていいよ、とMSから提示されたとき、何こんなに置くの、と思ってはいたんだけど、今じゃあ15GBってすぐやね、と。


まあバックアップというのは、よくPCやスマフォ等の「本体」のバックアップは考えられるけど、その「バックアップ媒体のバックアップ」っていうのは余り多く語られませんからねえ…。
使っている方は、一度運用を考えてみられてはいかがでしょうか。

PC-TW708T1S使用感レポその5 色々とキーボードを比較してみた

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さて、PC-TW708T1Sを使い始めて早1年と5ヶ月。
色々キーボードを買ってみて、試してみたのでそのレポでも。


今までメインで使用していたのはBSKBB03WHなんだが、

どーにもこいつは……重い。
計ってみると、430g(単4乾電池2本+固定用に取り付けたマジックテープを含む)。

それと、テキスト打ちでは困らないんだが、かゆいところに手が届かない。
WindowsキーはMenuキーを押せばいいんだが、アプリケーションキーがないので、EXCELを使用する時に不便でして。
アプリケーションキーって何ぞ? と思われる方がおられましたら、日本語109配列の場合でしたら、スペースキーの右側の「カタカナひらがなローマ字」と印字されている右側の何かレポート用紙のようなキーを押してみてください。
それを押すと、右クリックと同じ働きをするわけでして。
Shift+F10でも同様の処理はできるのですが、やはり指2本より1つ押す方が早いでしょ、と。
後、PgUp/PgDnが機能しないのも。
その他にも展開するのに時間がかかる、というのがありまして。


まず取りだした後、タブレットを設置するための背中の支えを開きます。
(少しカバーが浮いているのは、マジックテープをつけているためです)

キーボードを展開。

支え板を右側に移動。

PC-TW708(タブレット)を設置。

電源オン(左脇にあるスイッチを入れます)後、ペアリング。


とこんな風に使用する準備が結構手間なのです。
まるで伊-401搭載の晴嵐のように。


で、他に手頃でいいキーボードはないもんかのう、ということでいくつか買ってみました。
基本的に


・ほぼ標準的な日本語キー配列
・実用的な小ささで、軽くて持ち運びしやすい
Bluetooth接続
・Enterキーの右側にキー配列がない
・バッテリーに関しては単3/4電池採用


という基準で選択してみました。
配列って結構重要でして、安物のキーボードだと、どうしてそこにキーを配置した、というケースが少なからずあるので、やはりそこは注意。
入力に差が出るという問題ではなく、ストレスの原因になりかねません。
今まで書いているようにThinkPadを選択している理由の一つは、キーボードの出来ですね。
今回はそこまでは求めませんが、やはりそれなりの物は欲しいな、と。
後、コンパクトさと軽さは重要でして。
サイズとしてはPC-TW708と同じぐらいがいいかなあ、と。
あまり大きいのは可搬性に難が出ますので。
BSKBB03WHなのですが、丈夫で打ちやすいのはいいのですが、重量が……ということでちょっと見直してみようかな、と。
最後のEnterキーの右側にキーがない、というのは結構重要なポイントでして、ここにHome、End、PgUp、PgDnを配置するメーカーが時々ありまして。


「なぜそこに配置したし」


と。
Enter押したつもりが、ページ移動だったりした日には目も当てられないわけで。
バッテリーに関しては内蔵式のものより、単3/4電池採用品を考えました。
バッテリー内蔵式の場合は切れてしまうと充電できる環境が必要ですが、電池式の場合だと交換で済むので、電池式の方が楽です。
またケーブル等を収納している中にエネループなどの充電式電池をマウスの交換用と一緒に入れているので、共通化できる方がいいので出来れば単4、若しくは単3でもコンビニ等で入手可能、というメリットがあります。
もっとも、最近ではモバイルバッテリーの普及もあり、充電式もありかな、と思わなくもないです。
ただ、電池式の方が交換すれば電池の劣化が避けられるという面があるので、電池式の方がアドバンテージがあると思います。


後、Bluetooth接続ですからスマフォ・iPad等の連携も……という視点もあるのですが、今回はWindowsタブレットだけで考えました。
スマフォ・iPad miniで長文打つようなことないし……という理由だったり。
接続した場合、英語キーボード認識になるのかな(確かiOSではそうなったと思います)、ということで入力が面倒なので、Windows専用として割り切ってます。


というわけで、以下のキーボードを試してみました。


まずはエレコムのTK-FBP013BK。

いやあ、小さい。
500mlのペットボトルと比較してみましょう。

重量は272g(単4乾電池2本含む)。

キーボード全体は小さいですが、キーサイズは充分です。
配列は基本的に日本語配列に準拠していて、「¥」マークぐらいが本来なら「PauseBreak」の位置にあるぐらいで。
「半角/全角」がEscの下ではなく隣に配置、という若干違う位置にありますが、そんなに大きく変わった配列ではないのであまり問題はないか、と。
ミニノートPC等では時々ある配列ですね。
後、Enterキー周囲のキーが若干幅狭く押し込められています。
かとってメインの上段2列目の数字キーと英字26文字はほぼキーサイズを均等に割り当てられてていて、タイピングにあまり支障は感じません。
このサイズだとキーが小さくて打ちにくいのでは? と思われる方もおられますが、意外と打ちやすいもので。
指を動かす幅があまり必要ないので、慣れればこの方が打ちやすいか、と。
そういう意味でこのサイズ、割と好きなんです。
かつて使用していた三菱AMiTY CNもほぼこのくらいのサイズでした。
Bluetooth接続で最大9台まで接続・切り替え可能、というのが謳い文句ですが、まあそんなに台数ないし……w
Amazonでの評価によると、繋がらないとかあるみたいで。
Bluetooth初期の2.0接続ですからねえ……色々相性があったものと思われます。
その他には、チャタリングが良く発生しているということですが、俺の環境では発生してないですねえ……どうもこれも運っぽいっ? と思っていたら、ちょっと時々発生しますね。
ちょっとこの点は何とかしてほしかったと思います。
電源スイッチ、ペアリング用のボタンは背面に付いています
背面スイッチだと切り忘れがあったりするので、作業後切り忘れないよう注意が必要です。
後、Amazonの評価にあったスイッチのOFF/ONがインジゲーターがないので忘れやすい、というのも同意します。
右上に「Connect/Battery」のLED表示があるので、そこを利用できなかったのかなあ、と。
Bluetooth接続に関しては、後で出てくる同社製のTK-FBP052を登録しているとうまくいかなかったので、事前に登録していたTK-FBP052を削除したらすぐに登録できました。
iPad miniやZenFone2 Leaserには繋いでないので、判らないです。
機能面でいくつか残念な点がありますが、一番肝心の文字入力という点に関しては充分に合格点を出せるキーボードだと思います。
後、背面に高さ調整の台座があるので、使う際に調整して使うとよいと思われます。


配列に関しては、世の中にはすごいキーボードもあるんですよ……キーボードにこだわっていた某PCメーカーが出したAdaptiveキーボードの配列が伝説的なまでに凄くて……。
どこのメーカーとは言いませんけどね……。

エエ、1世代で消えたアレですよ、アレ。
2014年のアレですよ……アレ。
配列の写真がありましたので、確認してみてください。

ykr.ykr414.com

www.itmedia.co.jp

開発にかかわったデザインチームの人たち、今はどうしているんでしょうねえ……。
次世代からキー配列も割と標準的な物に戻りましたし、タッチパッドの部分もクリックボタン復活しましたしねえ……。
4ページ目を読むと、マーケティングに頼って大事なものを削りまくりました、といういいプロジェクトの失敗例をひしひしと感じますね……。
声なき声、あって当たり前、というのがあるんですよね……。

pc.watch.impress.co.jp

鳴り物入りでの採用だったが、1年後に発表された第3世代では、大胆にも早速そのAdaptiveキーボードを廃止し、従来からの物理的な6列キーボードを復活させた。また、タッチパッド上部にあるトラックポイント用ボタンも独立したハードウェアボタンに戻った。

 現時点でキーボード変更の理由は不明だが、Adaptiveキーボードの評判があまり良くなかったのであろう。

こういうのをまさに「黒歴史」って言うんですね。
筐体も黒いですし(そろそろやめて差し上げろ)


閑話休題
某畜ペンのような所業をしてしまいましたね。
少し反省。



さて、続いてはこちら。
またもエレコムのTK-FBM023BK。

ELECOM Bluetooth メンブレン式キーボード 82キー Sサイズ ブラック TK-FBM023BK

ELECOM Bluetooth メンブレン式キーボード 82キー Sサイズ ブラック TK-FBM023BK

こちらは以前からXbox360にUSB接続で繋いで使用しているTK-FCM005BKのBluetooth対応版のようなもの。
箱○を買った際に、キーボード要るよな、場所を取らなくって、ほぼ標準的な日本語配列に近いのが欲しいな、ということで選びました。

USB接続版とは異なり、「NumLock/Caps lock/Scroll lock」の部分に「Connect/Battery」のインジゲーターがあります。
ただ問題は接続時とバッテリーが少量になってくると点滅するだけなので、通常は点灯していません。
接続できているかどうかは、キーを打ってみないと判りません。
こちらも電源スイッチ、ペアリング用のボタンは背面に付いています
やはり背面スイッチだと切り忘れがあったりするので、作業後切り忘れないよう注意が必要です。

重量は245g(単4乾電池2本を含む)。

サイズが大きくなっているのに、重量は軽くなっています。
打鍵感はTK-FBP013BKの方があります。
ただチャタリングは発生しないので、割と打ちやすいです。
キーサイズが少し大きくなったので、打ち間違いが少なくなるか…というと、TK-FBP013BKに比べてミスタイプをすることがちょっと多い気が。
キーそのものが軽いので、好みが分かれそうです。
この記事の大半はTK-FBP013BKで打ちました。
ただキー配列に関しては、ほぼ標準的な配列ですので、あまり悩むことはないかと思います。
その他の機能としては、Fnキーとファンクションキー(F1~F10)を組み合わせることによって、各種機能(音量の上げ下げ、メールソフト呼び出し等)が出来ます。
後、タブレット設置用にでかい組み合わせる板2枚が付いてきましたが、はっきり言ってでかくて邪魔です。
寧ろこういうのを付けるぐらいなら、本体にタブレットを固定する爪ユニットでも作ればいいのに…という残念感。
流石にそういう設計をするとコスト高になるからねえ……。
最近の製品って全体的にコスト削減、という色合いが強いですからね。

そこで、付属の羽の代わりにセリア(100円均一ショップ)で販売していたタブレット用の折り畳み台座(65g)を使っています。
消費税込みで108円也。

立てるとこんな感じです。

これがPC-TW708用のカバーと相性が良く、うまく差し込めて固定できます。
これはお勧めの一品。

4段階の角度調整が可能です。

しまう際には、こういう風に裏面にマウントさせると少し収納場所が少なくて済みます。

後、TK-FBM023BKもTK-FBP013BKと同じく背面に高さ調整の台座があるので、使う際に調整して使うとよいと思われます。


そして、3台目はエレコムのTK-FBP052。


これもキー配列としてはかな刻印なしの日本語キーボード配列に準拠していて、と思って買ってみたのですが……

なんじゃこりゃあ……

というわけで即効封印された代物ですw
ちょっと安かったんで、慌てて確認せずに買ってしまって大失敗、と。
英語配列でもいい、という人はおられるかもしれませんが、矢印キーの一列配置と、Enterキーの1段ずれが…というわけで。

ただ今までの2つと比較していい所もありまして。
まずは電源スイッチが表側にあり、切り忘れを防ぎやすくなっています。
またバッテリーのインジゲーターが付いており、バッテリー残量を確認しやすくなっています。
(ただし、通常は点灯してない模様)

TK-FBP013BKと並べてみました。
若干サイズが大きいです。

重量は193g(単3乾電池2本を含む)。

今回比較している3機種の中では一番軽量です。
キータッチそのものは悪くありませんでした。
けど、やっぱり矢印キーの配列をはじめとする右側の配列がが……。
後、TK-FBP013BKと同じく高さ調整の台座があるので、使う際に調整して使うとよいと思われます。
キー配列に特にこれといってこだわりがない、という方はいいかもしれません。
そういった意味で残念感溢れる製品でした。


で、今回エレコム製品ばかりで、「エレコム製品好きだよなー」と思われるかもしれませんが、そういうわけではないのです。


このサイズの日本語キーボードが他にねー!!


という理由の方が大きいのです。
各メーカーさんも海外メーカーの英語キーボードをパッケージだけ変えて販売、というケースが少なくないので、簡易に持ち運べる日本語配列キーボード、というものに至ってはなかなか見つかりにくいのですよ。
後、配列に関するこだわりもありますので。
ちょっと前までなら、キーボードでも日本設計、海外生産、という形で提供もありえたのですけど、今ではコスト削減、販売価格を下げるために英語キーボードで、というケースが少なからずあるわけで。
そうした中にも配列が酷いのも少なからずありましたからねえ……。
そういう意味でデフレって、そういう風にコストをかけて作る、というのを失わせてしまったとも言えるんえすよねえ…。
まあメーカー製パソコンでもコスト削減で真っ先に削られるのがキーボードとマウスなわけで……逆にReal Force、Happy Hacking Keyboardぐらいの値段を出すものじゃあないと、本格的なの作れないですからねえ…。
最近ではゲーミングPCでこだわりのキーボードを見ますが、やっぱりそれなりの値段(1万円以上)の金額を出すものだと、やっぱり打鍵感はいいです。
もっとも、ここで運用するようなモバイルで持ち運びには向いてないでしょうが。
LenovoTrackPointキーボードなんかは、ThinkPadの派生(キーボードの設計を使いまわす)だから若干安く浮くれるわけで。
そういう意味で、キーボード好きには受難の時代なのかもしれません。
半面、PC自身がコモディティ・低価格化し、ハイスペックの機種を長く使うより、ミドルレンジぐらいのと消耗品として組み合わせて使う方がコスト的に効率的、という風になっている現状の表れかもしれませんね……。


とはいえ、期待がないわけもなくもないわけでして。
最近注目しているのが、LG電子のスティック状になるLG製キーボードです。

akiba-pc.watch.impress.co.jp

お値段も11,800円(記事内)(税込12,744円)と結構するのですが、この発想はすごいな、と。
実機を触ってないので何とも言えないのですが、キーを保護して持ち歩きように収納できる、というこの発想は素晴らしいな、と。
しかし、何故Enterの右にキーを配列したし、と。
評価に関しては、実機を見てない・触ってないので何とも言えませんが、選択肢の一つして書いておきます。



結局今回紹介した3機種の内どれがいいのか、というと、TK-FBM023BKかなあ、と思います。
まず、本体そのものが軽い、というのが一番ですね。
後、チャタリングが発生しない、というのがありまして、やはりそこは結構重要かな、と。
他は及第点かなあ……と思いながらも、実際この記事を書くのに使用していますが、長文を打っていても疲れずに打てます。
どうせならあのバカでかい羽根ユニットを付けるくらいなら、キーボード保護のためのカバーとか付けてくれた方が嬉しかったかな、と。
(キーボード保護カバーが欲しいのはどの機種も共通ですが)

とはいえ、実用には十分でか価格も密林さんで2200円(2016/8/22現在)なので、購入しやすいか、と。
BSKBB03WHのポメラベースのキーボードで羽ギミックが付いて固定できる、というのは良かったのですが、やはり重量がね……。
重量と若干の我慢(PgUp/PgDnがない等)を我慢できるのなら、こっちの方がいいかなあ、と。
PC-TW708(カバー付き)が508gですので、重量を合計してみると、


BSKBB03WH……508g+430g=938g
TK-FBP013BK……508g+272g=780g
TK-FBM023BK……508g+245g=753g
TK-FBP052……508g+193g=701g


となります。
200g近く違いますね……確かに重量が違うなあ、と思いましたけど、こうして書いてみると、よく判りますね。
200gというと、スマフォ1台、モバイルルーター1台、モバイルバッテリー1台……そのくらいの差分ですね。
もちろんこの二つだけ持ち歩くわけではなく、モバイルルーター、マウス、電源コネクタ&ケーブル、SDカードリーダー、モバイルバッテリー等も一緒に持ち歩くので、その分を加味しても軽いに越したことはないわけで。
そう考えると、実用的な配列と軽さを考えて、と。
今回紹介した他にも軽くて配列もいいキーボードがあれば、選択肢として考えてみるといいかもしれません。
MSの折り畳みキーボードとかもいいんですけど、あれは充電式ですからねえ……。
バイルバッテリー持ち歩くんだから充電式でもいいやん、という意見もありかなあ、と思わなくもないです。
お値段ちょっとしますが、密林さんの評価見ていると、賛否分かれてますね…。
まあこちらも選択肢の一つに。

また、ウィンタブさんにてもいくつかキーボードを使用したレポートがありますので、こちらも参考にされたらいいと思います。
Bluetooth以外にもUSB接続のもレポートがあるので、選択の幅が大きく広がります。

win-tab.net

win-tab.net



というわけで、この記事を読まれた方のキーボード購入時の一助になれば幸いです。

20160818 続・阿蘇 阿部牧場のおいしい牛乳と飲むヨーグルト

先日、阿蘇 阿部牧場のおいしい牛乳とヨーグルトについて書きましたが……

bartonnikki.hatenablog.jp

7/25(月)から4週間連続入荷で、それ以降の予定はありませんでしたが……


8月17日、阪急梅田駅のアズナスに寄ったところ、

なんと、2週間延長決定!!
8/22(月)、8/29(月)にも入荷決定!!

そりゃあ月曜入荷 → 水曜の夕方までには牛乳・ヨーグルト共に完売となる優良在庫となりゃあねえ……コンビニ的にも優良商品ですよw
後、問い合わせが結構来たんじゃあないかな。
「買いに行ったけど、置いてないんですけど」
って。
俺も18日の夕方、梅田のアズナスを3店舗歩いてヨーグルトを確保するのがやっとでした。
(と言っても確保できたのは最初に入った店舗なんですがw)
どんだけ大人気なんですかw

これを機に阪急系列のスーパーOASISとかにも置いたらどうなんでしょうねえ……w
成城石井とかでも売れそうな気はするんですけどねえ……他にはIKARIスーパー?
そういった店舗のお客さんだと、言わずもがなで、と思うんですが。
まあそうなると、500mlとか大きなのにもなりそうな気がするんですが。

阿部牧場さんの方も4週だと思ったのに、延長戦が入るとは思ってなかったかも。
バイヤーさんもいい商品を見つけてきてくれて、良かったと思います。
前回も書いたんだけど、熊本の産業復興のためにもこういう事を続けて欲しいですね。
よく若い人は「社会貢献が出来る仕事をやりたい」という人がいるけど、こういう風にきちんとした商売をすることで社会貢献に繋げる、という方法もあるのですよ、と人事部長鬼塚みたいな事を言ってみるw
あれ読み直したいなあ……後、企業戦士YAMAZAKIと。
なお、大阪人はええもんには金を惜しみなく払う人達なので。
(俺大阪人じゃあないけどなw)


次は大分のいいものを見つけて並べて欲しいなあ……w
延長戦が決定したので、お知らせを兼ねて。

20160812 阿蘇 阿部牧場のおいしい牛乳と飲むヨーグルト

7月25日(月)より阪急電鉄系のコンビニ「アズナス」にて、熊本阿蘇の阿部牧場の牛乳と飲むヨーグルトを販売しています。

www.asnas.net

というわけで、早速買ってみました。

飲んでみると……濃いです。
なんかものすごく濃いいです。

いやあ……流石200ml……210円……なお、飲むヨーグルトは250円……いいお値段します。
スーパーで牛乳1Lが約200円ですからね……。
ええ、一口ですよ、一口で……飲み干しちゃうw


それでも、おいしかったです。
というわけで、買い込んでいたり。


それがこれらなんですけど、7月25日(月)から毎週月曜日に入荷しているのですが、火曜日の夕方には置いている梅田のアズナスの店舗からきれいさっぱり無くなっています。
人気商品なんだなあ、というのと、何も言わないけど、熊本の震災支援なんだなあ、と。
強く訴えるんだったら、売り場に賑やかしにくまモンのポップでも作って、という感じなんだが、そういうのもなく淡々と販売していて。
もっとも、21日かな、梅田駅でプロモーションやっていて、例のあのくま野郎(仮名)もいた模様です。


俺はこれは阪急電鉄グループによる熊本震災支援でもある、と捉えてます。
震災支援を声高々に謳うわけではなく、良質な商品を入荷して、関西圏(梅田周囲)に販売を行い、熊本の産業の支援を行う。
そうする事によって熊本の産業復興に力を貸す、という。
利用している沿線の方々も、売れ行きから考えるとその辺は察しているんだろうなあ、と思います。


朝食のお供にもお奨めです。


次の入荷は8月15日(月)の予定です。

おいしかったんで、ご紹介、という事で。

Windows10のアップグレードに関するあれこれ

最近気になったWindows10関連の記事をピックアップしました。

【ニュースの視点】半ば強引なWindows 10へのアップグレードをどう見るか ~大河原氏、笠原氏、山田氏の視点 - PC Watch

ascii.jp

www.atmarkit.co.jp


さて、Windows10の無償アップグレードが2016年7月29日までですが、みなさんいかがでしょうか?
俺としては本当、迷惑しています。
実家のPCも勝手にアップグレードされかけるし…。


当初乗り換えようと思っていたのですが、IP版の出来に閉口して、これはヤバい、H○Sみたいなものだ、ということでアップグレードを全面取りやめました。

bartonnikki.hatenablog.jp

bartonnikki.hatenablog.jp

昨年こういう風に試していたのですが、どうもねえ……表示にバグがあったり、IMEの変換をしたら止まるとか…ヤバくね? と。
※最新版では修正されています。

pc.watch.impress.co.jp

 一部企業では、Windows 10にアップグレードされたPCでは、経理精算のシステムが利用できなくなり、業務が滞るという問題が噴出した例を聞いた。最新のセキュリティ環境を実現できるなどのメリットはあるが、検証がしっかり行なわれなくては、業務に支障を来す可能性がある。
(大河原克行氏の視点)

半ば強引なWindows 10へのアップグレードをどう見るか
~大河原氏、笠原氏、山田氏の視点

実際にこういう現状があるからねえ…勝手にアップグレードされても困るのよ。

 Windows 10へのアップグレードにおける問題は、国会でも取り上げられ、安倍晋三首相の名前で答弁書が提出されるなど、国民的関心事として注目を集め、その「強制」ぶりにも非難の声が挙がってている。
(大河原克行氏の視点)

半ば強引なWindows 10へのアップグレードをどう見るか
~大河原氏、笠原氏、山田氏の視点

これは安倍総理も聞かれても困るって。
ITの専門家でもないし、一国の総理に聞く質問か、という疑問もあるのだが。
むしろこれは経産省に聞く内容のような気がするんだが。


半面、山田祥平氏の視点も判らないでもない。

 Windows 7のリリースは2009年秋だから、かれこれ7年が経過している。

これは直視しないといけないんだよなあ……。
Windows OSのライフサイクルとして基本10年だから、それを考えると乗り換えてしまった方がいいでしょ、と。
老朽化したOSにこれ以上屋上屋を重ねるより、新設計の方がいいのはよく判る。


ただね、購入した製品のライフサイクルは個人が責任を持った方がいいと思うんですよ。
メーカーサポートの範囲と照らし合わせながら、と。
例えば2010年に買ったPCとかになると、確かに現行Windows7で動作しているけど、内部的劣化(コンデンサ等の消耗)等でしばらくしたら、使えなくなるかもしれないが、当面7で動作させよう、と考えている人もいるだろう。
また2014年に8.1Updateの状態で購入した人は、操作方法にもようやく慣れてきて、周辺機器も固めた矢先にいきなり10に変えられても、と思う人もいるだろう。
その逆に、今後は10が主流になるだろうから、早急にアップグレードを行おう、という人もいるだろう。
千差万別。
特に業務用なら、7前提で環境組んでいるのに、そこへいきなり検証もしないで10に入れ替えられても、それで業務に支障が出たら誰が責任取るの、と。
導入する際にはライフサイクルと照らし合わせて、環境(使用しているソフト・周辺機器等)を確認しながら導入するわけで。
場合によっては対応してなければ、リプレスもあるだろう。


使用しているソフト、周辺機器の兼ね合いがあるので一概にすべて環境でアップグレードして、というのは無理なんですよ、と。
例えば現行使用しているTVチューナーがあって、動作はしているけどメーカーが10対応ドライバを出してくれない、もしくは出せない状況になってしまった、という場合、そのまま7/8/8.1でもライフサイクルまで使う人だっているでしょ。
少なくともライフサイクル内なんだから問題はないはずで。


Windows ライフサイクルのファクト シート
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet


後、何でも最新版がいいというわけではないんですよ、と。
数か月前、俺が困ったことがアイ・オー・データのTVチューナーを使用しているんだが、最新版ドライバが出ている、更新しなきゃ、ということで更新したら、TVが映らねえ、録画した番組も見られねえ、とにっちもさっちもいかなくなったので、即復元で戻して正常動作に、と。
後日更新された別のドライバを入れて問題なく更新できたわけなんだが、何でも新しければ、即入れればいいというものではないと思うんですよ。
iPhone/iPadだって新OSが出る度、バージョンアップしたら文鎮化する事例もあるわけで。
だからアップグレードするときには慎重になりますわねえ…。


勝手にWindows10になったと騒いでる会社は辞めよう - 立て直せ、人生。

通常、会社でWindows端末を管理するとなると、クライアント側でのWindows updateは無効化され、集中管理される。

Windows updateを集中管理するのは、WSUS(Windows Server Update Services)と呼ばれる仕組みだ。この仕組みから、各端末へどんなアップデートをあてるかを、コントロールする。そして、WSUSは標準状態(デフォルト)ではWindows10へのアップグレードは配信しない。

cho-zuさんの意見もすごく判る。
システム屋さんとしては正しいんですよ。
WSUSで管理すればいいじゃないか、と。

だが残念ながら、そういう風に管理用のサーバを置かせてくれる会社ばかりではないのですよ、と。
実際にはADも置かず、ワークグループで使っている会社だってあるんですよ。
プリンターでもNICが付いているのに、USBケーブルで印刷する時に繋ぎ変えて印刷をしているとか。
他にも業務用にProじゃあなく、Homeを使っているケースとかも。
IT関連に詳しい人がいる、IT投資に前向きではない、ITは金ばかりかかる、難しい用語ばかり言って、金ばかり要求すると思っている人も少なからずいるわけで。


また個人ユーザーに至っては、特に差が激しいと思う。
今7/8.1で問題なく動作しているのに、何でアップグレードしなきゃあいけないのか、という人もいれば、タダだからアップグレードしとこう、新しいのがいいに違いない、といってアップグレードする人もいるだろう。
実際、アップグレード(クリーンインストールも含む)を行おうと思ったら、それなりの知識や経験もいるんですよね。
それをPCを使っている人全員が身につけられるか、というとそれは難しいと。
未だセキュリティソフトなんて入れなくてもいい、自分は狙われるわけがない、と考えている人も少なからずいるわけで。
「俺PCに重要なデータ入れてないし」とうそぶいていれば安心、と。
踏み台にされる、という事を知らない人も少なからずいるわけで。


今回その辺の温度差があるよなあ、と思う。
それと現実に7/8.1のサポート切れてないじゃん、というのもあるわけで。


ユーザー側の意見は既に出尽くしていると思うので、MSとしてはどう考えているのかを想像してみる。


MS側を考えてみると、XPが悪夢だったんだろうなあ……。
本来ならXP Homeを2009年にサポートを終了する予定だったのに、移行予定のVistaが不評だったのと、Proを2014年までサポートするということで、「何でHomeは見捨てるんだ!」という声に応えた結果、2014年までXPのPCが大量にあふれてしまった始末で。
挙げ句の果てに、時代に合わせて作った8は叩かれる(もっとも、これはWindowsアプリがどうしようもなく少ない、出来がしょぼいものしかないという点で8系派の俺も流石に擁護出来ないんだが)、それで8.1、8.1Updateを投入したが、7の方がいい、というユーザーが多すぎて、これを何とかしないとまたXPのようにサポート延長の大合唱が始まってしまう、と考えたのではないか、と。
本来ならXP Homeに関しては2009年に引導を渡してしまって、企業ユーザーも2014年にはサポートが終焉することを明示していたはずなのに、それを理解してもらえなかった、という忸怩たる思いがあったのではないだろうか、と。
そういういろんな意味で戦略が崩れてしまった、と。


それを繰り返したくないために、7を残させないためにも、見方によっては半強制的に10にしていこう、と考えたのではないかと。
メーカーの利益とユーザーの利益が一致するとは限らないからねえ……。
それだけでなく、Windows7/8.1を廃して、Windows101本に絞ればMSとしてはサポートが楽になるわな、と。
そういうような思惑があったのではないか、と思わないでもない。
確かに複数のラインをサポートする、というのは現実問題大変だからね。
実際にコストもかかるし。


けど、最終的にはユーザーがどうするか、という風にした方がいいと思うのよ。
選択の幅(アップグレードを行う/行わない)はあってもいいんだけど、一方的に全面的に10にしろ、というのは、それは横暴ではないか、と。
環境準備もいるわけで。
ライフサイクルが残っている間は、ユーザーに選択肢を残しておくべきではないか、と。
そしてライフサイクルが終了した後の使用は自己責任で、という形でいいと思うんだが。



という事で、書き終えて読み直して、修正も終わったので、そろそろ公開しようと思ったら……MSやってくれましたよw

pc.watch.impress.co.jp

最初からこうしてくれと。
そうでないと、「×」ボタン押したらキャンセルになる、というのがWindowsの操作だし、今回の「無償アップグレードを辞退する」という判りやすい文面の方をクリックするとか、そうしないとよく判らない人は困るでしょ、と。
何故これを最初からやらなかった、残り1ヶ月を切って変更したのかは、間違ってアップグレードしてくれるのを期待していた、と読むのはうがち過ぎか。




そして、今回俺が書いた内容が全て無意味と化してしまった……w